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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


日本も多くなるのか⁉「ほとんどホームレス」


いまアメリカで徐々に増えているものの一つに「ほとんどホームレス」の車中生活者たちがいる。とくに多いのは“アメリカ全土の三分の一”のホームレスの人たちが暮らしていると言われるカリフォルニア州だ。“映画の都”であるハリウッドも存在するカリフォルニア州には、奇妙なことに全米の多くの高所得者たちと日々の仕事も容易ではない低所得者たちと、その両方が集結している。ただでさえ人口が増えて来れば家賃が上がるのに、ここ数年はインフレが加速し、ものすごい勢いで家賃の上昇が続いている。そこでどうしても“家賃を払えない人々”が多くなり、完全なホームレスになる“一歩手前の段階”としての車中生活者が多くなるのだ。もちろん「駐車禁止」の標識がいたるところに建っている。そんなことはお構いなしだ。10年前に日本円で6万6千円だった家賃は、現在では44万円にまで高騰しているという。多少、給与が上がったくらいで追いつけるような金額ではない。だから車関係の従業員たちはストを続行している。ロサンゼルスの平均的な家賃は現在30万円~45万円だというが、多くの人たちは収入の半分以上が「住宅費」で消えて行く暮しを強いられている。したがって今後ホームレスと、その予備軍ともいえる車中生活者はまだまだ増えていきそうな気配なのだ。ただアメリカの基準では「車中生活者」は「ホームレス」とは認定されない。したがって“住宅補助制度”の利用も難しいし、確かにアメリカのキャンピングカーやトレーラーハウスの中には“通常の暮し”を行うのに何ら支障のないような住宅的な車も多い。必ずしも日本と同一には語れないが、今後、日本でも物価高が続きインフレが加速していけば、車中生活者が徐々に増えていく可能性はある。ただ日本の場合、いくら家賃を上げると言っても、いきなり2倍とか3倍の金額に跳ね上がるような心配はない。そういう点ではまだまだ日本には“お互いに助け合う意識”が根付いている。アメリカに拠点を移した人々は、そういう点では“日本の良さ”を再認識していることだろう。まだまだ暮らしに優しい日本だが本格的に金利が上昇し始めれば、住宅ローンの金額も跳ね上がって、こちらの方からも車中生活者が出てくる可能性はある。日本人のほとんどが「中間層」と答えていた時代は、もう戻って来ないのであろうか。
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