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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


書店で「本など買いたくない」と思った日⁉


新しい住居に変って一か月以上が経った。ようやく、この頃になって“新居”のさまざまな機能も少しずつ理解し始めた。元々わたしは“環境の変化”というものに弱い。よく海外などに行っていた時、新たなる国では帰るまで緊張感が抜けなかった。国内であっても“初めてのところ”は苦手で好き勝手に出歩くということが出来ない。昔、仕事で“各地のイベントに出演する”というのも好きにはなれなかった。占い師の中には“イベント好き”の人も居て、あちこち駆け回っている人も居たが、わたしは精神的に落ち着かないし、初めての場所では「自分の職場」と到底思えない。だから私はよく身内に説明する時「公務員のような感じで占いの仕事をしている」と言って煙に巻いた。考えてみれば、わたしには“会社員時代”もあるが、その時から“残業を一切しない”ことで知られていた。ながながダラダラと仕事をするのは性に合わない。極力、朝から5時まで神経を集中して“その日の仕事”をこなしたい。まあ、だから本来“占い師”というのは分類的には「自由業」なのだが、普段からそういうふうではなく公務員のような“型に嵌まった暮らし方”の方が向いている性質だった。そういうわたしが16年間暮らした場所から引っ越したのだから、新たな環境に慣れるのに多少の時間を要するのは当然だった。ところで、わたしはここに引っ越して「210cmの高さの書棚が入れられない」と嘆いた。この問題は既に解決し、クレーンを使って引き上げて室内に入れることに成功した。その結果、多くの本が詰まった段ボール箱は捨てられずに済んだ。もっとも、書棚4台ですべての本が吸収されていったかと言えばそうでもなく、相当数の“読まない本”は処分した。リビングの方の書棚に入っていた本が“溢れ出てしまった格好”だ。それでも部屋の中が片付き、ようやく普通の暮らし方が出来るようになった。何日か前、街に出たついでに書店に入った。さまざまな本を手にとってはみたが、今回の引っ越しで苦労したせいか本を買う気にならない。一時的には「全書籍類を手放さなければならないのではないか」と悩んだので、その時の感覚が未だに抜けない。初めて、本を買うことが“怖かった”のだ。おそらく、これも時間の経過で薄れてゆくのだろうが、少なくともしばらくの間は書店では“立ち読み”だけで終わらせることだろう。
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