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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


次は「ヤケド」で済まない食席「炎のショー」


前から危惧していたことが沖縄の“ステーキ店”で起こった。目の前で分厚いステーキを焼き、それに香り付けするためのアルコールをかけ火を点ける「フランベ」と呼ばれるパフォーマンスでの事故だ。炎が大きく舞い上がりすぎて客席に居た5歳の男児と40代の父親とが火傷を負ったのだ。男児は顔と手に、父親は手と胸部に火が点いた。幸い近くに居た医療関係者がすぐ手当てしたので大事には至らなかったという。この種の“ショーもどき”の接客が流行りつつある。写真映えするので、黙っていてもSNSなどで拡散しやすく、宣伝効果が大きい。最近は飲食それ自体よりも、その“華やかな見た目”とか“可愛らしいセンス”とか“驚きの出来栄え”とか、そういうものを“売り”にする飲食店が多くなった。もちろん、見た目的にカワイイとか、美しいとか、面白いとか、ユニークとか……それらは確かにSNS受けするだろうし、店側にとっても“宣伝費”と思えば、力を入れようとするのも解らないではない。けれども、そのために“何らかの危険”が伴うことに関しては慎重でなければならない。特に「火」や「熱湯」を扱うものに関しては十分すぎるほどの配慮が必要だ。別に客は、そのパフォーマンスのために来客しているわけではない。いや、そういう人物もいるかもしれないが、そういう人物は“常連客”になどならない。一時的には客が集まっても、それだけだと長続きは出来ないのだ。もしショーを売り物にしたいなら、最初から“パフォーマンスの店”であることを打ち出せばよい。海外に行くと、無理やり客をステージに上がらせて“ショーに参加させる店”等もある。あれも考え物で、誰もがステージに立つことを愉しめるわけではない。日頃の疲れを“のんびりした気分”で飲食したいだけの時もある。無理にステージに連れ出されたら、嫌でも彼らに合わせなければならない。嫌がる人だけは強引に連れ出さないことだ。近年はSNSの流行で、どうしても“写真映え”しなければ“おいしいもの”ではないかのような錯覚が生まれがちである。日本料理やフランス料理など、昔から“見た目”を重視してきたものはともかく、ごく一般のレストランまで“見た目”にこだわりすぎるのは何となく虚しい。
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