「single-blog.php」* 有料カテゴリ:「今日の迷信・余言・禁言」は月額1,200円で読むことが出来ます。// ざっくりとは終了 // Header画像を変更する事

今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


竜巻の「非常事態宣言」が出て、どう逃げる⁉


日本でも近年になってときどき「竜巻被害」の報道が出る。ただ日本の竜巻は“小規模”なものが多く、地域限定型とでも言えるような感じで「あっ」という間に通り過ぎる。アメリカ中部にやって来る「竜巻」は“本格派”とでも言おうか、その地帯一帯を根こそぎ破壊していく大規模なものであるのが特徴だ。日本だと、大型台風が幅広い地域に“猛烈な風雨”をもたらすのにやや近い。そういう「竜巻」が10日夜から11日午前にかけての長時間、ケンタッキー州、アーカンソー州、テネシー州、イリノイ州、ミズーリ州、ミシシッピ州の6州を襲った。それぞれの地域に別々の竜巻が、合わせて30以上も発生したというのだ。ケンタッキー州では「非常事態宣言」も出たが、さて、どこに逃げるかについては、日本と違って指示がない。各自で考えて「適切に行動せよ」というのが行政の在り方なのだ。だが、これはどう考えても無責任な話で、竜巻というのは台風などと違って発生場所も進行経路もなかなか予測できない。しかも短時間で一気に迫ってくる。こういう時に「核シェルター」が役立ちそうだと思うのだが、実は日頃からある程度、手入れや点検をしていないと、すぐには“使えない”場合が多いのだという。何しろ作ったのが、もう30年以上前である場合も多く、普段、点検などしていないから、扉の開け方さえとっさには解からなかったりする。ということで、結局、多数の犠牲者が出てしまった。いつも思うことだが、アメリカという国は、ほんとうに“自然災害”に弱い。実は「非常事態宣言」もアメリカ政府に対しての“支援要請”で、州の行政としての避難指示などとは微妙に異なるらしい。日本は「地震国」で比較的“台風災害”などにも遭いやすいから、そういう意味では「竜巻」に効果があるかどうかわからないが、少なくとも“公的な避難場所”はそれなりに用意されている。考えてみれば「竜巻」のような予測の難しい災害には、それこそ「地下シェルター」のような場所しか安堵できる場所はないような気がする。地球環境が激変し始めた場合、何十億も何百億もかけて宇宙に旅立つより、我が地球の中で“生存可能な環境”を整えていくことの方が急務なよう私には思われる。
「ex-module-past-post-list-01.php」出力:single-post用の過去記事ループ処理

過去の記事一覧今日の迷言・余言・禁言