「single-blog.php」* 有料カテゴリ:「今日の迷信・余言・禁言」は月額1,200円で読むことが出来ます。// ざっくりとは終了 // Header画像を変更する事

今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


西洋人が「東洋人の顔」へと“整形する”時代⁉


わたしは十代前半くらいの頃「美容整形」という言葉を雑誌で初めて知った。その雑誌は大人が読むような総合雑誌で、その当時の流行として欧米における美容整形が取り上げられていたのだった。当時の日本では「美容整形」は、まだまだ馴染みの少ない言葉だった。その記事の中で、わたしが印象に残っているのは、欧米では「豊胸手術」も多いが「小胸手術」も多く、大きすぎる胸を“小さくしてもらう”女性も珍しくない、と記されていたことだ。鼻に対しても同様で“高くしてもらう手術”より“可愛らしく低くしてもらう手術”の方が最近の流行であると書かれていた。両方とも「なんともったいないことをするのだろう」と本気で思った。胸が大きいことも、鼻が高いことも、欧米人として誇るべきことではないか。わざわざ手術までして、目立たないようにするなど本当にもったいないことをすると思った。あれからもう50年以上が経っているが、美容整形の世界はどんどん需要を拡大しているように思える。先日、ある俳優が亡くなった。韓国に在住のカナダ人俳優セイント・フォン・コルッチ氏(22歳)だ。整形手術による合併症で、顎の手術が後になって合併症を引き起こしたらしい。彼は家族に看取られることもなく、孤独のうちに異郷・韓国で俳優として亡くなった。元々はアーチストとして韓国から発信したいと望んでの入国だったようだ。俳優としてBTSのJIMINの役柄で採用され、既に昨年末までに撮影は終わっていた。今年10月に世界へ向けて配信予定の作品らしい。コルッチ氏は“この役”に懸けていたのか、JIMINのような顔とするため一年間の間に12回もの美容外科手術を受けていた。その総計費用は2860万円にも及んだ。頤、フェイス、眼、眉、鼻、唇……そうまでして“韓国人顔”にしようとした。本来の“欧米顔”では韓国では成功の見込みがないと感じていたらしい。せっかくの西洋顔を東洋顔に変えようと努力していたのだ。その努力が、或る意味では実ってJIMINの役として採用され、作品も出来上がっていた。その矢先に“合併症”が彼を襲った。一年間の内に“12回の手術”はどう考えても異常だ。韓国は近年BTSなどKポップとして世界的に評価されつつある。国家予算を投じて売り込んだ成果だ。80年代に“アジアを席巻していた日本の楽曲”の面影は今やない。当分の間は“韓国顔”の方が“日本顔”よりも、世界的には“憧れの顔”となっていくのかもしれない。
「ex-module-past-post-list-01.php」出力:single-post用の過去記事ループ処理

過去の記事一覧今日の迷言・余言・禁言