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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


20代男性の7割「恋人いない」現象は社会問題


私が20代の頃「恋人がいない」というのは“恥ずべきこと”のひとつだった。ましてや「デートの経験がない」といえば、だれもが驚いた。そういう時代だった。いや、それは“私の時代”だけではなく、日本では戦後に入ってから、ずぅーっとそうだったような気がする。もちろん国民性もあって、欧米ではもっと早くから、それが当たり前だった。フランスでは17世紀の頃から、十代半ばくらいから“恋をする”のが当然のように捉えられていた。そして、そのことが“フランスの占い文化”を発展させたともいわれる。実際、フランスの手相書では、恋愛について記された箇所が大部分を占めている。私が「占い師」として“占い喫茶”で鑑定し始めた頃、その当時は近隣に学校が多かったせいもあるが、女子高生、専門学校生、看護学校生、短大生、独身OLが、占いのお客さんの9割近くを占めていた。それらのお客さんの8割は「恋愛・結婚」の相談だった。学生が多かったわけだが、就職や進路の相談などは滅多になかった。圧倒的な比率で「恋愛」や「結婚」について訊いて来た。そういう時代を観てきた私からすると、今の時代はあまりにも寂寞としている。国の調査で20代男性の7割、20代女性の5割が、独身でありながら「恋人はいない」と答えている。そして20代男性の4割が「デートの経験がない」と答えている。それとともに20代男性の54%、同じく20代女性の65%が、将来的な結婚を希望している。これでは少子化が進むのは当たり前だし、“妊娠・出産”の前に“恋愛・結婚”を何とかしなければならない。本来、20代は“恋愛・結婚”が最大の関心事であったはずなのに、現代は“そこ”に関心が向けられていない。どうしてなのだろう。やはり第一には“経済的な理由”があるのだろう。「恋」も「結婚」も、お金がかかる(⁉)。私など“金などない状態”で結婚したが…。いまの人たちには無謀に思えるのだろうか。第二の理由として、いまは“接触の難しい時代”になった。コロナの問題が、それに拍車をかけている。やはり“触れ合い”の中から、ドキドキ感は生まれて来るもので、あらゆる接触が「セクハラ」とされてしまう現代においては、うかつに近づけないという実態があるかもしれない。ただ男女とも十代後半から二十代にかけてが、もっとも“恋愛に適した時期”であることは間違いがない。「結婚」は経済力が安定した後でも良いが、お金などかからない「一緒にいるだけで倖せ」といえるような“恋愛の想い出”は、10代後半から20代でなければ得ることは出来ないのだ。
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