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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


だんだん「男と女の境界線」が希薄になって⁉


「昭和」から「平成」そして「令和」と移るにつれて、男と女の境界線が徐々に失われつつある。あらゆる部分で失われつつある。もっとも、日本の場合にはまだ“政治家の男女比”とか“会社役職の男女比”とか、まだまだ互角には程遠いが、令和男子の“オシャレ度”などをみると、どちらかと言えば日本では、男性側の方が“女性側に接近しつつある”と感じさせる現象が多い。そういう点で興味深いのが、先日ポルトガル東部ボルバーで行われた「ミス・ポルトガル」のコンテストだ。なんとこの大会で優勝したのはトランスジェンダー(男性ながら女性として暮らしている)マリナ・マチェーテ氏(28歳)だった。もちろん彼女は“ポルトガルの代表”として「ミス・ユニバース世界大会」にも出場する。実は一足先の7月、オランダで行われた「ミス・オランダ」でもトランスジェンダーのリッキー・コレ氏(22歳)が優勝している。実は、このひとがいちばん最初でもなく、2018年にトランスジェンダーの“スペイン代表”が「ミス・ユニバース世界大会」に出場している。つまり、ことさら珍しいことでもなくなりつつあるのだ。ミスの栄冠を狙っている女性たちにしてみれば、思わぬ伏兵が出現してきたということだろう。表現は悪いが「男」に「女」が“美を競い合う女の闘い”で敗れたのだ。もしかすると、これからは“そういうこと”が普通になっていくのかもしれない。そうして逆に、かつては“男の職場”と呼ばれていた大工、鳶職、左官、旋盤工、解体屋、長距離運転手などの分野にも続々と若い女性たちが就き始めている。また徐々にではあるが、日本の社会でも“職業による男女差”が徐々に縮まりつつある。もちろん、恋愛とか結婚とかの場面でも、昔のように男女で簡単に区別しにくい状況が生まれつつある。しかも、昔なら虐めや拒絶の対象だった“中間的な性”を感じさせる人達が、今や庶民権を得て堂々と振舞い始めた。公衆トイレにさえ、中間的な性を意識した街づくりが行われ始めている。こうして、かつては「♬男と女の間には暗くて深い川がある」と言われていたが、いつの間にかその川は乾し上がってしまい、もう誰も振り返りもしないくらいだ。
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