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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


大谷&山本で「日本人の評価」が高まった年⁉


日本人というのは国際的にみると“奥ゆかしい性質”の持ち主が多い。したがって、あまり“お金の価値”によって人物評価をすることは滅多にないが、国際基準ともいうべきものとしては“金銭価値”による評価が解かりやすい。そういう意味では“投打の大谷投手”が10年間で1015億円、そして“投手のみの山本投手”が12年間で462億円という評価は、或る意味で日本人アスリートの評価が近年、世界的に高まって来ていることの証明のような気がする。国際基準という点では、アスリートが“数字として出て来る”ので解かりやすく評価しやすい。数字として出て来ない芸術とか芸能とか文学とかの分野でも優秀な日本人は沢山いるが、国際的には“日本語を用いること”がネックとなって世界的な認識や評価がまだまだ得られていない。日本の漫画やアニメは文字よりも“絵の世界”に近く、しかも子供たちの柔軟な頭脳に働きかけるので世界的に人気が高い。近年はノーベル賞などの科学的な分野での評価も増しているが、実際に授賞するのは海外居住者や帰国者が多い。ただ全体的にみて日本の文化そのものは間違いなく浸透しつつある。それにしても最近の「世界価格」は何んと高額なことだろう。アメリカの物価が高いから、それに合わせる形で契約金も高騰しているのは間違いないが、何百億という金額は、通常の人が一生かかっても使いきれる金額ではない。その昔、芸術家は“貧乏であることが真の芸術家の証し”とされていた時代もあった。確かに、売れてから、その作風や芸能が見劣りしていくケースは多い。或る意味でがむしゃらに“我が道”を突き進むかのように芸術や芸能に取り組む姿勢が、大金を得ることで失われてしまう可能性もある。実際、アスリートや芸能人の中には大金を得て以降、急速に本領を発揮できなくなっていく人物もいる。あまりにも若い時に“大金を得てしまった”サッカー選手とか映画スターとかは総じてその晩年が良くない。もちろん“才能の評価”として、今後も日本人が大金で契約合意するのは素晴らしいことなのだが、そのため後々崩れ去って“みじめな晩年”とならないよう精神的な強さを磨いていくことも忘れないで欲しい。
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