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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「地味な生き方」でも「充実した生き方」はある


人にはそれぞれ“その人のタイプ”というものがある。これは性格だけの問題ではなく、運勢的にも“タイプ”というものは存在している。だから、その人によっては地味でも“堅実であること”の方が、その人の本領を発揮できる場合がある。現中日の涌井秀章投手が先日「20年連続勝利」を掲げた。丁度、大リーグでの注目カードがある時だったので、そのニュースは“ささやかな形”でしか報道されなかった。けれども、考えてみれば20年連続の勝利というのは、実際にはなかなか難しい。特に投手の場合、怪我をしてしまうと、どうしても“その年は棒に振る”ようなことになりやすい。そういう意味でも、20年間“継続できた”のは素晴らしいことなのだ。もちろん涌井投手の場合、もう絶頂期は過ぎている。だから、このあと何年もそんなに多くの勝利を獲得できるとは思わないが、総じて、この種の地味なタイプのアスリートは長持ちする。現在の中日における年収は約1億円であるらしい。この1億円という金額も、どうも海外で活躍する人たちに比べてしまうと乏しいように思えてしまうが、通常の37歳日本人男性として考えれば、破格の高級である。37歳で、しかも毎年のように何千万円とか、何億円とか、そうそう稼げるものではない。ましてや彼のように“大きな故障”をせず、20年間、主力として働き続けるということは素晴らしいことではないだろうか。近年はアスリートの場合、どうしても高収入に結び付く欧米での活躍を目指す選手が多い。サッカー選手にしろ、野球選手にしろ、欧米の報酬額は日本での十倍以上に及ぶ場合も多い。したがって、どうしても海外に目を向けたがる選手が多いのは仕方がない。けれども、報酬も多い分、もし活躍できないとか、故障してしまうとかした場合、そのあとの待遇は天地ほどの開きが出てくる。人気にしてもそうで、活躍すると大声援を送ってくれるが、何かで問題を起こすと大バッシングを受けることも珍しくはない。そういう点からいうなら、必ずしも、海外に出たから成功するとは限らないし、幸福が掴めるとも言い得ない。問題は実力よりも“性格的にどうなのか”なのだ。性格的に海外でも問題なければ活躍できる可能性が強まるし、もし性格的には“日本国内向き”である場合には、むしろ日本で地味かもしれないが確実に10年とか20年とか活躍し続ける方が、充実した生き方ともなり、後々幸運な“その後の人生”を歩める可能性が強いのだ。
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