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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


ギャンブラー「一平」は、焦り過ぎて敗れた⁉


たかが“ギャンブルによる借金”だが、そのやり方にも問題があり、その金額にも問題がありで、結局、国際犯罪を主として扱うFBIが出て来て水原一平は御用となった。罪名は“銀行詐欺罪”という珍しいものだ。彼自身が言う如く“ギャンブル依存症”である彼は、一日に数十回もの“賭け”を繰り返していた。相当な重症である。逆に言えば、この2年間、そんなにひんぱんに“賭けていた”のに、きちんと仕事もこなしていた。普通、そんなにひんぱんに賭けていたなら、必ず、業務に支障をきたす。彼はそういう点から言えば、たいしたものなのだ。彼の場合、最初から犯罪組織に狙われていたから、結果的には“負けた”のだが、実は本人が思うほど「負け続けていた」わけではない。司法が明らかにしたところによれば、彼は違法賭博で総計276億円分敗れたが、214億円分の“勝ち”を収めている。ギャンブルというのは、ほとんどの人が“負け組”になるもので、よほどの人物でなければ“勝ち組”には回れない。そして彼は“お約束通り”の「負け組」に入った。ただ負け組ではあったが、214億円分の“勝利”を収めている。この金額はギャンブルによる賞金額としては、決して“負け続けて”得られる金額ではない。単純に言えば、276円負けて214円勝ったのと同じことなのだ。だから、もし、これが桁が違っていたなら何も恥ずかしがることはない「立派なギャンブラー」だといえた。だいたいギャンブルというのは、通常、負ける回数が多く、勝つ回数が少ないのが普通で、そのこと自体には何の不思議もない。もし彼が、自分の収入の半額くらい以内で勝負を続けていたなら、多少マイナスにはなるが、だれからも咎められることなく「最近は、ちょっと負けが込んじゃって…」程度で済んでいたに違いない。そうすれば、元々「運が良い」彼は、一流の通訳として、大谷選手のもとを去っても快適な暮らしが送れた違いない。何が言いたいのかというと、ほとんどの人は彼と同程度か、彼よりも少しだけ運が悪いか、その程度の運命の範疇で生きている。つまり、彼は元々は「運の良い生れ」なのだ。だからこそ、いつの間にか「世界的な通訳」となれていた。何千万円も報酬としてもらえる通訳となれていた。ところが、彼は焦り過ぎたようだ。なぜ焦ったのか。とにかく一気に金を増やそうとした。そういう風に勘違いさえしなければ、焦りさせしなければ……。結局、人の運命というのは、ちょっとしたところから崩れていく。せめて一日に一回だけ賭ける、と改めれば優雅な人生を歩めたに違いない。
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