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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「小さな美容室」&「小さなステーキ店」窮地


今年前半の倒産件数で急増している業種が「美容室」と「ステーキ屋」だ。それもフランチャイズ店とかではなく、大きく名の知れたところではなく、どちらかと言えば街角などで“こじんまり営業している”ところだ。中でも美容室の倒産は急増中らしい。コロナ禍を乗り切って、何とか元に戻りつつある美容業界だが、支援金が打ち切られたせいと、美容資材が総体的に高騰しているせいで、持たなくなってきているのが現状であるらしい。美容室というのは店舗と資材さえあれば一人ででも営業できる。技術さえあれば、小資本でも独立できる。この二つの条件を持っているので、人を使わず、使われず…で生きて行きたい人にはうってつけの職業なのだ。一方、ステーキ屋さんの方も一人では難しいが、立地の良い店舗さえ確保できるなら、ステーキ好きの人はごまんと居る。ラーメン店などと違って、特別な修行のようなものは必要がない。良質の肉を、どれだけ安く仕入れられるか、お酒が進みやすい雰囲気を演出できるか…に掛かっている。こうして共に新規参入しやすい分野だが、その反面、長続きできずに潰れてしまうところも多い。何よりも現在は“円安”時代で、輸入物を扱う職種はどこも苦戦している。美容資材も上質なステーキ肉も、輸入価格がどんどん高騰している。それを店の価格に上乗せできれば問題ないが“街の小さなお店”というのは、昔からの固定客で成り立っている。それでなくても日用品や食品の値上げラッシュが続いている中で「今日から右習えで30%値上げします」となかなか言えるものではない。その結果、踏ん張り切れなくて負債金額が少ないのに倒産していく。特に美容室の場合、経営者の年齢が若ければ、徐々に負債額が膨らんでいくより、技術はあるのだから、かえって勤める形をとった方が今のような状況では有利なのだ。医療業界でもそうだが、日進月歩で新たな機器などが出てくるところは、それらの機器を導入するために借金していくのでは体力が持たない。若くて敏感な客層を扱っているところは、いまのような情報化時代は“大量仕入れ”のフランチャイズ店に太刀打ちできるわけがない。だから、同じ小さなお店であっても、比較的年齢層が高く、全てを“お任せ”でやってもらっているような客層は逃げない。だから“こじんまり営業している”ところは、かえって新しい機器や製品や方式など導入しない方が良いのだ。
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