私が初めて訪れた頃の中国には、まだ自転車と人民服が行き交い、まだまだ後進国であるかのような印象があった。あれからもう20年近くが経って、今の中国は“別人”ならぬ“別国”で、日本と対等か、或る意味では日本よりも“先進の国”へと変化してしまった。それ自体は“追いつけ・追い越せ”の中国にとっては、一つの“勝利”であるのかもしれない。ただ中国は、あまりにも“自国の近代化”を急ぎすぎたような気がする。その発展の形は、日本のように全土が“一体化して発展”したのではなく、かなり“いびつな形”で発展してしまったために、あらゆる部分に弊害があって、格差が大きく、とても世界第2位の経済大国として、他国からうらやましがられるような発展の仕方をしていない。その象徴ともいうべきものがスマホによる“自らの私生活の動画中継”だけで、月に200万も稼ぎだす女性達が増えてしまっている現実だ。彼女らは女優でもタレントでもなく“美しい一般女性”だ。その“私生活の動画”を見て、ファンになった男性たちが、動画アプリを使ってプレゼントを渡す。現金に換金できる“プレゼント用”アプリらしい。実際に逢うこともなく、メール以外で会話することもなく、“応援の気持ち”“ファンとしての贈り物”だけで、月に200万とか300万になるというのだから、6億人以上がSNSを使っている国らしい。かつての“一人っ子政策”のために、中国では男性の数が女性の数よりはるかに多く、アンバランスなため、実際に恋人を得られる男性、結婚できる男性の比率が少ないことが背景としてあるらしい。それにしても、なんと“寂しい男性”と、なんと“したたかな女性”の多い国になってしまったことか。
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繁華街において数年前から一気に増えてきているのがホストクラブだ。増えてきたということは、そこに通う女性たちの数も増えてきている証明と言える。そして、そのことが二つの状況を生み出して 続きを読む
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京都大大学院の梅野健教授らの研究でマグニチュード6.0以上の地震の場合、その発生1時間前に地表から約300キロ上空にある「電離圏」において、電子の数が変化する現象を突き止めた。既に 続きを読む
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