歌手の「塩ノ谷早耶香」さんが自らのブログの中で「芸能界引退」を公表した。もっとも、ほとんどの方にとっては“知らない歌手”に違いない。私も知らなかった。4年前にメジャーデビューしている。苦しみぬいた末の“結論”のようである。昨今の芸能界では、デビューして3~4年後の早い段階で自ら“引退を決断する”若者も多くなった。TVや雑誌などで見て憧れる芸能界と、実際に職場として中で過ごす芸能界とではおのずと違っている。そんなことは理解していたつもりで入って来ても、種々な場面で矛盾や理不尽を感じることが多かったに違いない。一見、華やかに見える世界ほど、その裏側は“醜い部分”も多い。歌手だけではない。俳優、声優、お笑い芸人、漫画家、プロスポーツ選手、小説家、格闘家、キャスター、デザイナー、政治家、医師、弁護士、芸術家、舞踏家、IT起業家そして占い師も…それぞれが矛盾と理不尽の中で生きている。多くの場合、理想とする“職業の姿”を目指しながらも、自分が実際に行っている“職業の姿”に完全に納得しきれているとはいいがたい。誰かが、3%の人たちだけが理想と現実とが矛盾しない形でそれぞれの仕事を行い、それに値する収入を得ている、と言っていた。逆な言い方をすると、残り97%の人達は自分の“職業人としての姿”に満足していない。つまり“ほとんどの人”と言い換えても良い。それでも多くの人達にとって、その分野における成功者は輝いて見えるに違いない。けれども、その一方では、目指してきた分野で挫折し、“傷ついた羽”を休める場所を求めて流浪している人がいるのもまぎれもない現実なのだ。
ときどきTVから録画してあった大昔の映画を観る。昨日も80年代前半に公開された原田知世主演の「時をかける少女」を観た。この映画は筒井康隆氏の小説を脚本化したもので、ちょっとSFっぽ 続きを読む
歴史の教科書に出て来る「ハンムラビ法典」その中に「眼には眼を、歯には歯を」の一節がある。これは一般に誤解されやすい諺でもあるのだが、本来は「眼を潰されたなら、相手の眼を潰し、歯を抜 続きを読む
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「バイきんぐ」の小峠英二氏(49歳)が一般女性との結婚を公表した。彼の結婚は、いろいろな意味で多くの男性に“勇気を与えるもの”だと、わたしは思う。まず、年齢、彼はもう“50”に手が 続きを読む
日米間の関税交渉が暗礁に乗り上げている。確か関税問題で“日米間”は一番最初に交渉を開始したのではなかったのか。それなのに、他の国々が“それなりの妥協点”で合意していく中で、日米間の 続きを読む
「ナイツ」の塙宣之氏が創価学会青年部が運営するYouTube動画「創価学会の日常ちゃんねる」に“密着同行”という形で出演したことが話題となっている。通常、有名人の多くは自らの“宗教 続きを読む
中国では昔から「子平」という考え方がある。これは「子平推命」とごっちゃにされがちだが、こちらの方は“思想”の方で「波起たず人生を歩む生き方」を表現する時の「子平」だ。波乱万丈の生き 続きを読む
海外に関する知識というのは、十年経つとガラッと変わる。われわれはどうしても昔、見聞きした知識で、その街を“理解したつもり”になりがちなものだ。たとえばバンクーバーという街がある。カ 続きを読む
最近、タレントのスザンヌ氏がいろいろなTV番組に出演して自らがオーナーとなっている老舗旅館「龍栄荘」の宣伝に努めている。プロ野球選手と離婚後、地元熊本に戻り、東京で暮らしたマンショ 続きを読む
最近は“性に関する事件”とか“ジェンダーの問題”だとか、いろいろとあるから、性に関連ある絵本というのが売れている……という報道も、そんなに不思議な気はしない。ただ、その中には発売か 続きを読む