たまたま同じような“向き合い方”を三人が形であらわした。その三人とは映画監督の大林宜彦氏、歌手の西郷輝彦氏、元コマツ社長の安崎暁氏の三人である。三人共に「がん」に侵されている。大林氏は2016年8月に肺がんが発覚「余命3ヶ月」と宣告された。西郷氏は11月にがんが再発したことを公表し、合わせて6年前に前立腺癌により全摘出手術を受けていたと報告した。安崎氏は今年の秋になって胆のうがん末期であることが判明、延命治療などは受けないことを決意した。それでも、三人はいたって前向きである。大林氏は16日の映画初日の舞台あいさつで、自らの「がん」に対して「お前な、せっかく共存したんだから、やっつけようとは思っていない。一緒に長生きしよう、私と30年生きようやと言ってある」と会場を笑わせた。西郷氏は来年3月の舞台は降板したが、16日はホテルのディナーショーのステージに立って熱唱し、満員となった観客を楽しませた。23日にもディナーショーを行って、今年を終える。安崎氏は12月11日の昼間にインターコンチネンタルホテルで「感謝の会」という催しを盛大に行った。言ってみれば「生前葬」だが、がん末期の生前葬なので、或る種リアリティーを伴った“感謝祭”となり、関係者1000名以上が集まり、明るく晴れ晴れとしたものとなったらしい。そういえば瀬戸内寂聴氏などは口癖のように「明日死ぬかもしれないから…」と言って肉をパクついている。そう言えばみんな許してくれる…とでも思っているようだ。なかなか“良い手”を思いついたものだ。そうなのだ。人は「死」という言葉に弱い。だから、大抵のことは大目に見てくれるし、優しくしてくれるし、助けてくれる。私も「死にそうだ」と口癖のように言いつつ占いを行い、執筆を行おう。そうすれば、多少、占いが外れても咎められることはなく、多少、おかしなことを書いても、笑って許してもらえるに違いない。
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