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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


自撮りで“セーラー服”や“貝殻ビキニ”の写真家


大坂で個展が開催される写真家・マキエマキ氏は現在56歳だ。自撮りによる“写真展”だが、アマチュアではなくプロの“自撮り写真家”だ。つまり、自分のカラダを“被写体”として、“昭和のエロス”や“場末のエロス”を追求する。決して美人でもなく、素晴らしいプロポーションでもない。まあまあ程度のフツウの容貌だ。元々は商業写真家で、最初から“自撮り熟女型”だったわけではない。彼女の信念は「人の撮らないものを取ること」「きれいなポートレートは撮らないこと」そして「この人、アホちゃうか」と言われるような写真を撮り続けたいのだという。そこが好い。その結果として50代なのに“セーラー服姿”で撮ったり、山の上で“貝殻ビキニ姿”で撮ったりする。なんの躊躇もない点が素晴らしい。人は誰でも“羞恥心”というものを持っている。ましてや女性なら、自らSNSで“自撮り熟女”を発信することには抵抗感を持ちそうなものである。実際、最初のうちは“おかしな男性たち”からの標的とされ、妖しい写真が送られたり、誘いが来たり、ストーカー的メールが届いたりしたそうだ。それでも発信し続けたのは、自らを被写体として“昭和のエロス”や“場末のエロス”を写真家として遺しておきたい気持ちが強かったからだろう。商業写真は“無名”だが、“自撮りエロス”では個展を開き、それなりに名をはせている。もっとも、収入面では無名の商業写真家時代には到達できていないらしい。私は彼女が、このまま年齢が行っても、自分のカラダを被写体としての“自撮り写真家”を続けて、なんとなく懐かしさと昭和30年代から40年代のエロ雑誌やエロ映画の写真を見せられているような、或いは当時の風俗雑誌中に掲載された写真をみせられているような“妙な懐かしさ”と“微笑ましさ”を感じさせてもらいたい。われわれはなぜか、そういうものを“どこか”に忘れてきたような気がする。だから、あまりにもささいなことで「差別」だとか「セクハラ」だとかいうようになったのだ。もっと、男女は“素朴”なままで良いのだ。“素朴”なものには、現代な“美”も“セクシー”さもないが、なんとなく“ほっこり”とする不思議さがある。
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