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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「夏至」は“日照時間”で言えば「夏の終わり」


あまり“不吉なこと”は予言したくない。だから、石川県能登半島の“大きな地震”が、実は“地震の終わり”ではなくて、より“大きな地震”の予兆である、などとは言いたくない。言いたくないのだが、もしかしたら、そうなってしまうかもしれない。私の占いでは、次に能登半島で大きな地震が起きたら、それは“死者を生じる地震となる”と出ているからだ。だから能登地方における19日、20日の大きな揺れが“終わりの地震”であって欲しいのだ。“終わり”といえば、今日は確か「夏至の日」であるが、それは暦学的には「夏の終わり」であることを意味する。日照時間で言えば一年中で“もっとも日(昼間=陽光)の長い日”で、その後は徐々に“日”が短くなっていく。したがって徐々に“暗く”なるのが早くなっていく。だから、光の量だけで言えば、今日が“真夏”なのだ。ところが、われわれの身体は「光」で夏を感じるのではなく、気温という「熱」で暑さを感じるようになっている。だから、実際の“真夏”は遅れて来るのだ。ただ都合が悪いことに、その「熱」は一定していない。「光」は一定しているのだが「熱」は不安定なのだ。だから、今年は何月何日が“いちばん暑い日”と誰も言えない。おおよそで言えば7月の終わりとか、8月の初めとか、その辺りに暑さのピークが来るのだが、それも、その年によって一定ではない。また地域によって暑さのピークは大いに異なってもいる。「光」には、そういう不安定さがないのだ。毎年、同じころに“もっとも日の長い日”はやってくる。それも全国一律、分け隔てなく“同じ日”にやって来る。まるで神様のように(⁉)平等なのだ。だから、ほんとうはもっと世の民は“祝祭”として祝うべき日のような気もするが、残念ながら誰も祝ってくれない。こうして「夏至」という“もっとも長い日”は静かに後退りする。言ってみれば、静かに季節のバトンを「秋」に渡す。7月~8月に変わって、もっと暑くなっていくのだが、24節気としての暦の中では既に「秋」として表示される。つまり「暦」は、或る意味で季節を先取りしているのだ。そういう暦を利用して、神代の昔から占い師が“まだ見えぬ先”の言葉を紡ぐのは、意外と“風流なもの”に思えてくるから不思議だ。
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