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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「単なる唾液」25万円は「ぼったくり」かも⁉


世の中、需要と供給で成り立っている。だから、それで商売として成立し、どちらも満足であれば、それに対してとやかく言うのは“お門違い”かもしれない。ただ、ちょっとだけ高すぎると思うのだ。いくらなんでも「単なる唾液」を25万8千円(日本円換算)で購入させるのは……せいぜい3万円くらいまでで止めておくべきでは……。アメリカのニュースサイトに載って注目されたイギリス女性の話だ。彼女は貧しい家出身の医大生だった。彼女は最初、医学者になるつもりでその大学に通っていた。ただ医大というのは金がかかる。もちろん彼女は勉強だけでなく、アルバイトにも精を出した。それでも経済状況は苦しく、遂には借金をするまでになった。そんな時、少しでもプラスになれば……という意識から始めたのが、SNSを通じて自分の“何か”を購入してくれる見知らぬ相手との“取り引き”だった。その最初の高額需要が「唾液」であったらしい。これによって彼女は“自分のカラダから出る付属品”が収入につながることを知った。こうして味をしめた彼女は、やがて「唾液」だけでなく「爪」とか「汗の染みたシーツ」とか「汚れたスポーツウエア」とか「入浴後のお湯」とかまでも売る妖しい商売を始めた。今では大学を辞めて、ちゃんとした(⁉)職業として継続していくことを誓っている。彼女の“カラダから出る付属品”が高額で売れるのは、その“製造工程⁉”ともいうべき状態まで動画として見せ販売しているからだ。平均して月収200万円(日本円換算)を下らないらしい。この収入によって、彼女は自分の借金を完済し、母親の借金も完済し、妹の欲しがっていたものをプレゼントした。さらに住宅を現金で購入し、現在2件目を物色中であるらしい。ところが、母親は大反対でいまでは交流が絶えてしまった。彼女はまだ22歳であるが、今では医学の道に戻ろうという意識はない。なんども言うように、需要と共有の世界で堂々と仕事をしているのだから、それを批難する理由は誰にもない。ただ私は、もう少し価格を下げて“普通よりもちょっとだけ良い収入”程度にしておかないと、後になって後悔するような状態がやって来そうな気がして、それだけが心配なのだが……。
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