どうも物騒な状況が続いている。南太平洋のケルマデック諸島付近では、昨日の夜から今朝にかけて大きな地震が続いている。まず昨日の夜22時27分にM7.3の地震、続いて夜中2時41分にM7.4の地震、さらに今朝4時29分にM8.0の地震だ。日本からは遠く離れているが、津波の押し寄せる可能性がないとは言えない。けれども、それだけだったら、特別ここで取り上げるほどのことでもない。実は、ここ一週間ほどマグニチュード5~6の地震が続いている地域が、もう一方にあるのだ。それは北極海でグリーンランドと北欧のノルウェーやスウェーデンの半島に挟まれた地域の島国アイスランドの首都付近だ。ここは元々地震の起きやすい島国なのだが、それでも一週間に17000回もの頻発地震は初めてであるという。もちろんそんなに揺れ続けていたら、おちおち寝ても居られない。もう一つ心配なのは、首都のレイキャビク南方30㌔には火山があって、それが噴火する可能性が強いのだ。つまり、地震と火山噴火と両方で、その発生時期が迫って来ている印象なのだ。それにしても、一方は南太平洋の島国、もう一方は北極海の島国と、対極に位置している場所ではないが、両方ともに“グラグラ”と揺れ続けている。ここ数年、生き物としての「地球」は明らかに“のたうちまわって”いる。古代の人々が、自然界に対して、或いは気球大地に対して、敬虔な“祈り”を捧げていたのは、生き物としての「地球」を感じ取っていたからかもしれない。「風水」という“占い”は、われわれが暮していく上で、どう自然環境と向き合えば良いのかを探究した占術である。そして最終的には“地球生命”に沿うような生き方が「幸運」に繋がり「生命力」を与えてくれると伝えている。われわれは古代人ではないが、それでも“生き物としての地球”が、何を求めていて、どうしようとしているか、耳を澄ます時期に来ているのかもしれない。
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