深夜12時頃、突如自宅マンションの“避難警報”が鳴りだし始めた。とにかく音が大きい。明らかに異常事態の音である。丁度、パトカーのサイレンと消防自動車のサイレンとを組み合わせたような“すさまじい音”が鳴るのだ。とても寝てなどいられない。慌てて飛び起き、私は瞬時に外出の用意をした。なんて素早い。私は昔から、日頃の動作はのろいが、緊急の時には素早く変わる不思議な体質を持っていた。妻の方を見ると、まだ下着姿でうろうろしている。しかも、どこかに電話までしている。こんなときに電話じゃないだろうと思うが、玄関のドアを開けて確かめると、何人かの声がしている。ただ、慌ただしいという雰囲気ではなかった。それで、妻の支度を待つ余裕が出来た。妻は「このマンションから出火しているって…」と教えてくれた。確認のため、消防署に電話したらしい。妻は病身でもあり、瞬時の身支度が難しい状態でもあるから、確認をとったのは正解かもしれない。何んとか身支度が出来たのでドアの外に出てみた。上の階の奥さんも出て来ていた。その奥さんによると火元は下の方の階らしい。エレベーターを待っていても来ないので、階段を歩いて降りることにする。これが大変。私のところは12階なので、階段だと時間が掛かるのだ。もし、火の回りが早かったなら、途中で降りれなくなってしまうのではないだろうか。問題の階の少し手前から“焼け焦げた臭い”が漂ってくる。確かに燃えているのだ。だが、その階まで下りた時、ドアの前に3人の消防士たちがいた。冷静である。思い切って訊いてみると「上の階の方たちは非難しなくて大丈夫です」と教えてくれた。ほっと一安心。それにしても“避難警報”のサイレンはけたたましい。
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