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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


日本最初のカジノは「大阪」で決まり⁉


ラスベガスなど世界27か所で「カジノ」などの“統合型リゾート施設”を運営しているMGMリゾーツ・インターナショナルの会長・ジェームズ・ボンドならぬジェームズ・J・ムーレン氏は6日「大阪の夢州でIRを実現したい」と発言。日本初のカジノ施設は大阪をターゲットとして考えていることを明言した。彼によれば、それ以外の地域は眼中にないそうだ。その理由は“人気観光地へのアクセスの良さ”と“食文化の豊かさ”だそうである。確かに、欧米人が好む「京都・奈良・神戸」に大阪は近いし、交通網が設備されている。“食文化”は大阪だけに限らないと思うが、総体的に関西風味の方が欧米人に受けそうではある。フレンドリーな性質も関西人が優っている。つまり、彼の狙う外国人とは「欧米人」を意図している。日本に来る外国人の多くが近隣諸国だということは考慮に入れていないかのようである。確かに“埋立地”である「夢州」なら広い面積が確保され、地域住民との摩擦の心配もない。要するに無駄な労力や経費を使わなくても済む。しかも、彼は日本の各企業と提携して事業を進めたいと希望している。その方が「日本らしさ」や「独自性」を打ち出せると考えているようだ。つまり、彼は世界27か国での経験は生かすが、日本では「日本らしさ」を前面に打ち出した“新しいタイプの統合型リゾート”を企画しているのだ。アメリカの方式を日本にそのまま持ち込んでも上手く行かないことを見抜いている。「日本」を愛し「日本」をよく理解している経営者なのだ。確かに、大阪は一番先に手を上げたところであり、立地的に恵まれていることは間違いがない。例えば、沖縄や北海道にもってきても、欧米人を何度も通わせることが出来るか、という点になると疑問符が付く。海外のセレブたちを飽きさせない所を最初のターゲットとすれば「大阪」こそ最適の地なのだ。

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