2月, 2024年

孫正義氏「15兆円」「イザナギ半導体」起業⁉

2024-02-18
もしも日本が今後、アメリカや中国に対抗できる“経済的な起爆剤”を持つとすれば、それは半導体に関わる分野しかない。そういう意味で、既に岸田政権になってから、積極的に半導体の育成分野に投資をし始めている。若干、遅すぎるきらいもあるが、やらないよりはやった方が良い。ただ、アメリカなどと違って、日本は国の予算をそんなに多く捻出できない。したがって、だれがどう見たって“勝ち戦”には思えない。半導体分野にねん出できる“国家予算の規模”が違うのだ。そう思っていたら、日本でもっとも“先見の明ある人物”孫正義氏が近く新たな会社を立ち上げるという。AI向け半導体の新会社で、現在、ほぼ8割以上の“AI向け半導体”を生産しているエヌビディアに対抗する新会社「イザナギ」の起業構想を持っていると報道された。この新会社は1000億ドル(15兆円)を投じて設立するもので、そのうちの300億ドルを自らが率いるSBGが出資し、残りの700億ドルを中東の投資家たちの出資で賄われる予定であるという。もちろん、このような大金を集められるのは日本では孫氏くらいで、日本政府が2兆円とか3兆円とかの出資するのでも大変なのだから、どれだけの規模かが解かろうというものだ。しかもネーミングの「イザナギ」というのが好い。昔、80年代の日本は世界から「日の丸半導体」と呼ばれたのだが、今度は「イザナギ半導体」で大空に飛び出そうというのだ。もっとも、日本政府がいま後押ししているのは千歳市で工場建設が進んでいる「ラピダス」半導体の方だ。それから、もう一つは台湾の半導体で日本の熊本に工場を建設して大規模生産に乗り出そうとしている。日本の場合、半導体の中の“部分的な工程”に関しては強いのだが、全体的なものを統合できる半導体企業がなかった。もっとも、日本だけではなく、世界が“半導体の覇権”を争い始めている。いまのところはアメリカに偏り過ぎているのが現状だ。これまで世界を驚かしてきた孫氏が率いる「イザナギ」なら“日本の夢”を実現してくれるかもしれない。

「息子だけ死亡認定」哀しみを増す行為なのに

2024-02-17
人は、いろいろな場面でいろいろな決断を下す。帯広に暮らす男性が、自分の“行方不明の息子”に対して「死亡認定手続き」の決断を下した。一昨年、知床半島沖で沈没した観光船「KAZU」に乗り込んでいた7歳の息子は2年経った今も“行方不明”のままだ。その時、母親つまり帯広男性の妻も乗船していて、一緒に行方不明となったのだが、どういう理由か判然としないが、彼は息子の方のみの“死亡認定”を行った。もしかすると、ほんとうは死亡認定したくないのだが、その手続きを行わないと「損害賠償請求」の交渉団に加われないところから、手続したというだけかもしれない。それは何となく解かるのだが、その時、どうして奥さんの方も“同じ手続き”をしなかったのだろう。この男性自身が悪いわけではないが、行方不明の二人を“別々にしてしまう”のは、あまりにも双方にとって不憫だ。この男性自身は“仮の手続き”だと思っているかもしれないが、そうではない。こういう場合には認定された方のみが“成仏”へと向かい、認定されていない方は“未成仏”のままとなる。易占には「帰魂の卦」と「遊魂の卦」と呼ばれるものがある。帰魂の卦の方は、亡くなった魂が“帰るべき所”へ帰って行く形。遊魂の卦の方は、亡くなったかどうか不明の魂が“幽界を彷徨っている”形。という風に規定している。明らかに“死亡認定”を受けた息子は帰るべき所を得たが、まだ“死亡認定”を受けていない妻は幽界を彷徨い続けることになる。しかも、その双方が海底の中、どこぞへか消えたままなのだ。母親は息子を失うことになり、息子は母親から引き離されることになる。もちろん、これらは“魂の世界”でのことであり実在世界ではないが、きっと似たような海底場所に居るはずの二人の肉体から、魂だけ別々の場所に引き離されることになる。死亡してしまったことを認めたくないのかもしれないが、それが結果的に“母親と息子を引き離す形”になったことで、損害賠償請求団に加わることは出来ても、この男性は決して救われることはなく、精神的に苦悩し続けるに違いない。

「寝る子は育つ」が「寝る高齢者は早死する」

2024-02-16
人によって「睡眠時間」というのは相当に異なる。一般的に言えば、幼い子供の頃は“寝る時間”が長く、齢を取ると徐々に“寝る時間”が短くなっていく。「寝る子は育つ」と誰もが知っている。そして一昔前までは“十分な睡眠をとる”ことで健康が維持でき、寿命を延ばすこともできる、という“俗説”があったような気がする。ところがどうだろう。親子三代にわたって「睡眠医療」に携わってきたという遠藤拓郎氏の研究によれば、熟年に入って以降は「長く寝れば寝るほど早死にをする」というデータがあるのだという。それは短時間の睡眠の方が“深い睡眠”を採ることが出来るからだそうだ。「赤ちゃんの“うつ伏せ寝”」でも感じたが、こういう理論とか研究とかは、間違っている仮設であっても一時的には“医学的に正しい”とされるケースがしばしばある。ところが、いったん「それが正しい」と信じ込んでしまうと、そのあといくら“否定的な研究やデータ”が出て来たとしても、なかなかそれを受け入れられない気持ちが強い。今回の研究は三代続く“スリープクリニック”の博士が、自信を持ってデータ提出している仮設研究なので信じるしかない。それに周りを観たって、多くの高齢者たちが“早寝早起き”を実行していて、そういう人たちの多くは健康体だ。それに対して、高齢者でありながら“夜遅くまで起きている”人には、何かと病気が“付いて回る”ケースも多い。遠藤博士によると、総じて日本人は“朝の目覚め”が早く短時間睡眠になっている高齢者が多い。それなのに世界的に観ても圧倒的に長寿者が多いのだ。それに対してアメリカ人は“朝の目覚め”が悪く、退職後はどうしても長時間睡眠となっている人達が多く、データ的には“早死する”ケースが多い。もちろん、睡眠だけの問題ではなく、アメリカ人の食生活が影響している可能性も考えられる。とにかく数多くのデータを観る限り短時間睡眠の方が、深く眠ることが出来るので、結果的には長寿を得られやすい。日本人で休日などでも長年の習慣から“朝の目覚めが早い人”は、職場から離れても、そういう習慣を変えない方が長寿を保てるようだ。

「自然体で居られる・楽だから」何より重要⁉

2024-02-15
主婦向けの情報メディアが20代~60代までの既婚女性たちに「夫」に関してアンケート調査を行った結果を公表している。それによると、結婚しようと思った一番の理由については「自然体で居られる・楽だから」ががトップで、次に「価値観が考え方が合うから」が続いている。そして、この二つが他の理由を大きく引き離している。つまり女性たちは何となく「この人と居ると楽だろうな」という風に思えて「考え方も合ってるな」と感じられた時、結婚をしようと思うらしい。一般的には、結婚の条件として「顔や外見」とか「収入や資産」とか「肩書や家柄」とか言うことが言われたりするが、その種のことを“結婚の決断”にあげた女性はまことに少なく、三つ全部を合わせても6%に過ぎない。つまり、巷で“よく言われる条件”など関係ないのだ。近年、特に男性たちに対しては芸能人などの影響もあって“外貌の重要性”が問われるような傾向が見受けられるが、それらはあくまでも“憧れ”であって、一緒に暮らす対象とはならないのだ。一方、夫の嫌いなところに関しては、もっとも多かったのは「家事をやらない・できない」という部分で、TVなどでは“家事も手伝う夫”が一般的だが、現実的には“家事嫌い”の夫が多いようだ。もっとも、この部分は通常「離婚したい」と思うほどの“嫌いなところ”とはならないのが普通だ。次に多いのは「いびきをかく」で、これは体質的なものもあり、致し方がない。以下「話を聴かない」「金遣いが荒い」「思いやりがない」と続く。もしかすると、これらは永年の不満が爆発すると離婚への引き金になるかもしれない。不思議なのは、よくいう「浮気をする」とか「ギャンブルをする」とか「大酒を飲む」とか……そういう感じの“嫌い”が入っていないことだ。もっとも、数としては少ないが「家に帰って来ない」という“嫌い回答”も存在はしていたが……。つまり、多くの既婚男性たちは家庭優先であり、真面目で働き者の日本人が多いということなのかもしれない。多少、話を聴かない部分があっても、思いやりに欠けた部分があっても、相性さえ良ければ……そして何より「楽」であれば結婚生活は継続できるのだ。

アイドルの実態「笑顔」でなんて居られない⁉

2024-02-14
元アイドルの「仮面女子」メンバーだった渋谷区議の橋本ゆき氏が立ち上げた会社「ツギステ」が、102人の現役アイドルや元アイドルの女性たちにアンケート調査を行っている。その結果、予想以上にアイドルたちが苦悩している実態が浮かび上がってきた。「アイドルのココロとカラダの実態調査」というアンケートに協力してくれたのは、現役と元と“ほぼ半々の人数”による102名となった。調査した「ツギステ」という会社は、現役アイドルとして働いた後の“受け皿”として誕生させた企業だ。今回の調査の結果、78%のアイドルたちが「ダイエットによる精神的な負担」を感じているという。年齢的にホルモンの関係からも太って来やすい年齢の10代半ばから後半にかけて舞台に立たなければならない彼女たちにとって、ダイエットによって太ることを防ごうとする意識は相当に強いらしい。実質、数人から数十人までアイドルグループはさまざまだが、人数が多くいるほど、太り出してしまうと舞台では目立つ。したがって、仮に何も言われなかったとしても、どうしても「ダイエットしなければ…」という意識が働いてしまうものらしい。本来は食べ盛りの頃であるだけに、それを自制するのは相当なストレスなのだろう。もちろん、それだけが原因ではないが、アイドルとなったことで「何らかの精神的な疾患を患った」という方達も52%いる。半数以上がココロの病気となってしまうのだ。同時に芸能事務所や関係者やスポンサーなどから「何らかのハラスメント行為を受けた」という方達も約半数いる。パワハラ、セクハラ、モラハラなどだ。つまり、アイドルになって舞台に立ち、華やかなスポットライトを浴びている裏では、こういった数々の問題を抱え、それを乗り越えていかなければならないのだ。ただ単に舞台で笑顔を振りまいていれば良い、というようなものではない。将来の保証されないアイドルは、その後の就職も実は容易ではない。一つには忙しくなると、まともに学校に通えなくなってしまうケースも見受けられるからだ。こういった実態は、もちろんアイドルを目指す子供たち自身にもぜひ知って欲しいが、それ以上に、自分の娘をアイドルにさせたいと望む母親たちが知っていなければならない。

オランダは「手を繋いだまま安楽死」の時代⁉

2024-02-13
今年2月5日オランダの元首相夫妻が93歳で亡くなった。夫が元首相を務めていた間、妻は献身的にサポートしていた。近年、夫婦とも病気になっていて、お互いが介護がなければ生きて行けない状態となり、共に安楽死を望んだということで、同じ日に“安楽死の処置”がとられた。その結果、93歳で70年間、一緒に暮らしていた夫妻は手を取り合って“天国”へと旅立った。もちろん、これは「安楽死」が“合法”とされているオランダだから出来たことで、日本では認められない。もちろん、それを行うようなことがあれば医師が罰せられる。実はオランダにおいては、既に安楽死は一般化していて、2021年は16人が、2022年には29人が自ら安楽死を選択している。もっとも、望めば誰でも安楽死できるかと言えばそうではない。さまざまな条件をクリアしている場合に限るのだ。今回のオランダ元首相夫妻のように、お互いが重い病気で、介護できる状態ではなく、年齢的にも互いに93歳、70年間の夫婦生活ということで、なんとなく「神様も許してくれそうな条件」を備えている。昔、古代の王たちの中には「不死の薬」を求め続けた人物もいる。けれども時代が変わって、今ではそういう薬を求めなくても“100歳以上の長寿者”をちらほらと見掛けるようになった。医学の進歩が多数の長寿者をもたらしたのだ。ただ「長く生きること」が必ずしもそのまま幸福なことであるとは言われない。健康であること、経済的にも不自由がないこと、仕事や趣味など、生きがいを持っていること、家族に恵まれていること……などの条件が整っていれば長寿は幸福だが、そうでない場合、生きていること自体が苦痛になることもある。そういう時に医学の力を借りて“安楽死を択ぶ”ことは、必ずしも不適切とは思わない。宗教観とか、倫理感とか、周りへの迷惑があるから、通常は「死」を選択しないが、それを求めたくなる気持ちがわかるケースも多い。特に近年の日本では、病気の進行を喰い止めることは出来ても完治は難しい場合が多い。もちろん、さまざまな問題があるから「オランダに続け」とは言えないかもしれないが、少なくとも“その検討をする”時期には入っているような気がする。

盛り上がる「パリ五輪」の陰で“嘆きの古書店”⁉

2024-02-12
「東京五輪」はさまざまな点で問題ばかりがクローズアップされた。「大阪万博」もそうだが、いったん問題点が指摘されてしまうと、日本のマスコミは総じて総攻撃をする。右に倣えで、すべてのマスコミが一体化するので国民も“一方向”へと傾きやすい。その結果、良い部分があったとしても、それらは封印されてしまうのだ。その点「パリ五輪」に関する報道など見ていると、多少の問題点が出て来ても、それをすべてのマスコミが“後追い”するのではなく、それぞれの視点から報道していく。だから日本のように総攻撃にはならない。もう少し、日本のマスコミの“在り方”そのものを改めないと、こういう風潮は続いていくような気がする。「パリ五輪」で問題になっていることのひとつに「ブキニスト」の問題がある。セーヌ川沿いに古くから続いている正式な店舗を持たない“路上の古書店軍”のことだ。パリ市民たちは、この書棚的に並んだ“路上古書店”を、ひとつの風物として取り入れてきた。日本の“お祭りの露店”や台湾の“夜市”やタイの“路上商店街”と同じような感覚だろう。ところがセーヌ川沿いは「パリ五輪」で開会式とか一部競技とかで使用する。そこで五輪期間中は古書店の“一時的立ち退き”を求められている。ただ、それに対しての補償問題など、きちんとした解決がなされないまま開催だけが迫って来ている。もし日本なら伝統的な古書店街を立ち退かせることで“社会的な騒動”に発展しそうな事案なのだ。けれども、パリのマスコミは大きくは騒ぎ立てない。それが「パリ五輪」にマイナスとなることを察しているからだ。おそらく開催時には、何の問題も起こらなかったかのように、この問題を通り過ぎることだろう。そして“盛り上げること”に徹するに違いない。こういう“歴史的な意義”のようなものに対してプライドの高いフランス人は最優先で応じようとする。或る意味で「臭い物には蓋をする」精神とでもいうか、それが「世界の観光地パリ」を現在まで保っている。日本も、そろそろ実質的な問題ばかりを追求するのではなく、長い眼で視た時、どう対応するのが今後の日本にとって有利となっていくのか、そういうものを価値基準とするマスコミが出現して来ても良いような気がするのだが……。

「ゆる~い時間」「あま~い生き方」のお供⁉

2024-02-11
最近、わたしは「ゆる~い時間」や「あま~い生き方」というものが、近年の「日本」から失われてきているような気がする。その結果として、だれもが自分にも周囲にも厳しくなって「急ぎ過ぎる生き方」をしているような気がしてならない。どうしてそんなに急ぐのだろうと、ときどき思う。急ぎ過ぎると、かえって“まわり道”になることが多いのに、それでも人は急ごうとする。人の命が、だんだん長くなって、もう誰も60歳とか70歳とかを“お年寄り”だと思わなくなってきているのに、それでも“急ごう”とする人たちが多い。ドラマとか小説とかYouTube動画とかでも“あらすじ”や“結論”だけを知りたがる人が多い。人生が長くなって、80歳とか90歳とかが“当たり前”になっても、その三分の一くらいで“人生が尽きてしまうような生き方”をしている人が多い。最近、わたしはヒマな時にNHKの「ヨーロッパ・トラムの旅」という番組を録画で視ている。この番組は一応“旅番組のひとつ”なのだろうが、有名人はだれ一人出て来ない。アナウンサーとかディレクターとか、そういう“案内人”も出て来ない。トラムの車窓から流れる街並みの映像と静かな音楽だけが流れている。時々、その街の一部を切り取るかのように映像化するが、その時にも何の解説もない。もちろん、街行く人へのインタビューとか、お薦めスポットとか、美味しいモノ自慢とか、名所や見どころ案内とか、そういうのもない。要するに、車窓からはトラムに沿った街並みと、ふだんそこに暮らす人たちの姿しか出て来ない。或る意味では“退屈な映像”だけが続く番組なのだ。けれども、ちょっと疲れているようなとき、なんとなくぼぅっとしていたいとき、視るともなく視るのには大変に良い番組なのだ。何よりもうるさすぎない。近年の“旅番組”は、妙に“うるさい”感じのものが多い。あっち、こっち急いで回ったり、やたら何人ものタレントたちが、がやがや会話しながら廻ったり、ここはこう見るべきだと解説を入れたり、ほんとうに癒される旅番組が少ない。その点、この「トラムの旅」は何も解説しないから好い。黙って、トラムに乗っている気分になれる。そこに暮らす人たちの生活というのが何となく解かる。同じヨーロッパでも、国や地域によって微妙に違っていることが解かるし、逆に共通している部分にも気が付く。そういえば、わたしは幼い頃、独りでいつも窓ばかり見ていた。商店街に面した二階の窓だったので、街行く人たちの話し声さえも聴こえた。みんなそれぞれに「生きている」のが面白く感じられた。ヘンな子供だった。まるで、あの頃に戻ったかのように「トラムの旅」を観ている。

「女優」で生きるか「社長」で生きるかの謎⁉

2024-02-10
アイドルではなく女優として篠田麻里子が注目を集めている。最近のTVドラマとしては珍しく大胆な男女の不倫シーンなどが描かれて、その不倫妻役に実生活のイメージなど重なって、女優としての高い評価と注目を集めているのだ。元AKB48のトップアイドルとして活躍していた彼女も、いつの間にか37歳になっている。もうアイドルではいられない。それに私生活の方では2019年に一般男性と結婚し、翌年、長女を出産、順調かと思われたが、22年に“不倫疑惑”が報じられ、それが元かどうか定かではないが昨年3月に離婚した。アイドル型からママになった人たちに多いシングルマザー女優の誕生だった。その結果なのかどうか知らないが、現在のTVドラマ『離婚しない男』ではリアル感を持って不倫妻を演じきっている。もしかすると、ドラマそのものが好調なので、この勢いをかって“この種の役柄”が今後どんどん増えていきそうだという報道まである。つまり「大人の女優」として頭一つ抜け出しそうな状況にあるのだ。その一方で、彼女の“もう一つの顔”が明らかとなった。あまり大々的には行っていないが、昨年から起業して「yokayo」という会社を立ち上げ、その社長に納まっているのだ。主にベビーケア商品を扱う企業らしく、その主力は全身用ボディソープだ。それをオンラインストアで販売している。そして、おそらくその運転資金として、自宅を担保とし昨年末6000万円の融資を金融機関から受けている。オンラインストアで比較的地味に始めた企業としては、自宅担保で6000万円は“片手間にやる”副業ではない。したがって、彼女はかなり本格的に、或いは長期的な目線で、この社長業を考えているのだ。実際、元AKB48からは何人もの起業家が出現している。ただ、どちらかと言えば美貌でモデル体型でもある彼女は、運命学的にはあまり社長業として成功しやすいタイプではない。プライド高く虚栄心の強い人は起業家よりはモデルや女優業の方が合っている。ただ現代は“時代の波”に乗れば、あっという間に巨富を築ける時代で、元々AKB48の“神セブン”として一時代を築いた彼女は「運」というものを持っている。この「運」も“才能のひとつ”なのだ。同性からは“敵”と“味方”が分かれそうなタイプではあるが、その“味方”の方をどれだけ引寄せられるか、今後の大人としての“艶技”に掛かっている。

「日経平均」が私の予測通り、歩み始めている

2024-02-09
わたしは経済のプロでもなく、金融のプロでもない。しかも、私の予測は単なる勘でしかない。別に「占い上で、こういう風に出ている」とかでもない。それでも、わたしの株価予測はときどき的中する。例えば今年の1月11日、わたしは《「日経平均3万9千円」桜満開の頃に手が届く⁉》というタイトルで、次のように予測している。《日本株は今後、一気に加速する。あれよあれよという間に3万6千円台までは到達するだろう。その辺りで、多少、上下運動をするかもしれないが、再び、あまり時間を掛けず3万9千円まで一気に上昇していくだろう》と書いている。あれを書いたのは、まだ日経平均が3万4千円に到達したばかりの頃である。実際、その後の日経平均は、一気に駆け上がった。そうして3万6千円台に入って文字通り“上下運動”に入った。それがしばらく続いたが、昨日また“その上下運動”から抜けて大きく飛翔した。ということは、この後は3万9千円に向かっての“第二の飛躍段階”に入る、ということになる。まだ、どこも桜満開とはなっていないので、3万9千円台の直前辺りまで進んだなら、少し様子を観て“桜満開の時期”を待つことになるだろう。まあ、ほんとうにこういう感じで上昇していったなら理想だな…と言うわたしの願いも含んでいる。ところが、この「日経平均」などの指数が上昇している割には、多くの人々は悦んでいない。なぜなら、多くの人は“自分の所有している株”が上がっていなければ、指数としてどんなに上がっても、それほど嬉しくないからだ。多くの人たちは“指数”ほど上がっていないのが実態なのだ。実は、或る意味では当然で、たとえば昨日などでも指数は700円以上上がっているのだが、個々の株に関して観てみると、上場している日本株の半数以上は下落している。当然のことだが、すべての株が上がっているのではない。実はこのところの株高は、一部の価格帯の高い株の上昇で指数が吊り上がっている。平均的に上がっているわけではない。特に日経平均の指数が極端に高くなる日には“その種の傾向”がある。半数以上の株価が下落しているのでは、みんながみんな“嬉しそうな顔”をするわけがない。だから、自分の持ち株だけが“出遅れている”ように感じている人がいるとすれば、何も心配することはない。多くの人たちが、同じ気持ちなのだ。だからマスコミもバブルの時のようには騒がない。それでも、こういう状態が持続していけば、やがては総体的にほとんど多くの株価が上昇するようになる。デフレからインフレへの“切り替え時”には、株や土地が上昇しやすいのだ。それは最初象徴的なものから上昇していって、徐々に一般的なものへと波及していく。だから、持続していくことが日本経済の先行きにとっては何よりも重要なのだ。

「父」や「母」を名乗る占い師の怪しい霊視⁉

2024-02-08
まともな占い師からすると、この手の占い師にロクな人物はいない。自称「○○の父」とか「○○の母」とかを名乗って「霊視占い」を行う人物たちである。そういう占い師の一人に「しぶちかの父」を自称した成田文祥(64歳)がいる。2月6日に40代女性にホテルで性的行為を行ったとして逮捕された。「あなたの子宮が黒くなっている」などと言ってホテルに誘い、身体を触っていったらしい。彼は元々「イタコ系占い師」を自称していて、亡くなった人と話す、ペットと話す、という占い(⁉)を主体に活動していたようだ。大体、霊感・霊視系の占い師には“妖しい人物”が少なくない。「ペットと話す」という時点で、もう“一般的な占いではない”と思わなければならないのに、現代のように“ペットを家族の一員”と言い張る人たちが多くなってしまうと、もう家族なのだから「その言いたいことを聴いてあげなければ…」と解ったような解からない考えが大手を振って歩きだす。或る意味では時代が味方している霊媒師(⁉)と言える。厳密に言えば、決して「占い」ではない。彼の場合、渋谷の地下街を拠点としていたので「しぶちかの父」として知られてもいたらしい。いわゆる会社員的な風貌をしていたので、女性たちが警戒心を解いて占ってもらいに来ていたのだろう。そういえば近年、本家の「イタコ」女性たちの活動を聴かない。彼女たちは、まだ「イタコ」としての霊媒師的な活動を行っているのだろうか。或いは高齢の人が多かったようだから、いつの間にか途絶えてしまったのか。本来、恐山のイタコというのはサニワと呼ばれる“通訳者的な存在”の人物と一緒に行動するのが本来の在り方なのだ。というのは、そのサニワの指示によってイタコの身体に霊が憑いて“語り出す”のが本来のイタコ霊言の形だからだ。もちろん、逮捕された「しぶちかの父」はそういう“正当な霊言”の仕方ではない。だいいち、イタコというのは本来は女性に限定されていて主として身体的弱点を持っている女性たちが“その役割”を担っていた。もう、ホンモノはいないのだろうか。

日本家計の4倍「2590兆円」借金天国アメリカ

2024-02-07
昨日アメリカで公表された米家計債務は「17・5兆ドル」と報告された。つまり借金がどんどん増えているらしい。日本円に換算すると2590兆円という気の遠くなるような借金額だ。しかも、その延滞率がじわじわと上昇している。その内訳は住宅ローンが一番で12兆2500億ドル、自動車ローンが1兆6100億ドル、学生ローンが1兆6000億ドル、クレジットローンが1兆1300億ドルといった具合だ。わかりやすく比較すれば、おおよそアメリカ人世帯は平均1500万円の借金を抱えていて、個人の場合だと住宅ローンなど省かれ180万円くらいになる。日本での場合は平均1世帯あたりは約400万円の借金を抱えていて、個人だと65万円くらいに減る。いずれにしても、堅実な日本人は借金が少なく、大らかなアメリカ人は借金が3倍~4倍くらいに多い。もっとも収入面でも違いがあるので、金額だけでの比較はできないが、その延滞率がじわじわ上昇してきているのは注目すべき部分だ。これは、どこの国とか関係ないが、お金の出し入れというのは上手く出来ていて、多く入る人は多く出て行き、少ない人はそれなりしか出て行かない。そういう風に出来ている。だから、通常は何とかやりくりの中で成り立っているのだ。ところが、ときどき、自分の入って来る分を無視したような“借り方”をする人がいる。いや、そうではなくても、大きく出さなければならないような事情が発生してしまう場合などもある。ただ基本アメリカ人のように学生の頃から「借金当たり前」のような感覚になってしまえば、楽しく生きられる、という部分はあるかもしれない。実は借金額というのは、日本人の場合は年齢と関係があって、高齢者世帯は極端に借金額が少ない。もちろん、これは収入面からローンを組めないという事情があるからかもしれないが、平均53万円と少ない。母子世帯であっても246万円なので、ローン事情だけではないのかもしれない。いちばん多いのは子供を抱えている30代夫婦の世帯で1185万円と飛びぬけて多い。まあ、それでもアメリカの1500万円に比べれば、まだまだ少ないのだ。もしかすると、もっと日本人全体が借金をするようになった方が、お金が廻って国全体が豊かになっていくのだろうか。 « Older Entries Newer Entries »