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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「イエスの塔」完成披露のNHKにイエス降臨⁉


今年は偉大なる建築家ガウディの死から100年になるという。その没後100年を記念してサグラダファミリアに「イエスの塔」が誕生する。その完成披露の中継をNHKが世界で唯一独占映像放映が許可となったらしい。NHK自体が、この放映に力を入れていることは、その関連番組を特別番組として三つも用意していることでもわかる。どういうものか、NHKは昔からサグラダファミリアに御執心で長期密着取材を続け、これまでにもことあるごとに現場から特別放映を行ってきた。ということは、それだけ日本の特に高齢者たちにサグラダファミリア観光を好む人たちが多いということかもしれない。日本人の場合、ほんとうの意味でのキリスト教徒は少ないので、ほとんどの人達は信仰心から好むのではなく、上手く言えないが或る種の“魂の拠り所”として、この建築物を好む人が多い。つまり、その芸術性と、精神的な崇高性、建築物としての巧みさ、或る種の癒し……とにかく奇妙なほど日本人好みの建築物なのだ。考えてみれば、多くの日本人というのは、こと宗教に関しては“中途半端な民族”だ。日本人全体として観れば、純粋なキリスト教徒などほんの数パーセントにすぎない。では「神道」が日本人の宗教なのだろうか。確かに、毎年神社を訪れる人は多い。各地域に各種の神社も多い。正月は殆どの人が神社に出向く。だが、冠婚葬祭で神道式を採用している人は驚くほど少ない。神前結婚など滅多に視ないではないか。では仏前結婚の方はどうかといえば、これも特定の宗教に属している人以外は、ほとんど行わない。但し、こと葬式に関しては“仏教徒的な葬式”を行う人は多い。葬式といえば、お坊さんを連れて来る…などするからだ。イスラム教はどうかといえば、こちらはもっと少数派で、まあ普通の日本人でイスラム教徒であると言えば、何かしらの事情があるのかな…と誰もが思う。そういうわけで、日本人というのは、宗教的には“よく解からない民族”なのだ。ただ、ここが面白いところで、それでは信仰心が乏しいのかといえば、そうではない。むしろ、大々的に宗教を掲げている国の人々よりも、宗教的な意識や考え方を重視する“生き方”をしている民族なのだ。だから、そういう意味ではNHKが世界で唯一サグラダファミリア側から許可を得た…というのも不思議ではない。さて、NHKは我が「日本」にイエスを降臨させることが出来るだろうか。ただ、わたしは思うのだ。イエスはずっと貧しかった。みんなでパンを分け合うのも……ちょっとなぁ。
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