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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「身体の不調」をユーモラスに語れるって最高


シンガーソングライター小椋佳氏に関する“トークの話題”が載っていた。舞台で楽曲を提供してきた人たちに囲まれ、ユーモアを交えて、82歳になる自分のカラダのあちこちに関して語ったようだ。まず、自分のことを「老いぼれ」だと自覚しているのが好い。そうなのだ。だれもが「老いぼれ」になる。だから、老いぼれは、老いぼれと自覚した方が良いのだ。その方があちこちのカラダの不調を“ごく自然に”受け入れることが出来る。人は誰でも、ずっと健康でなど居られない。年齢が行くごと、どこかしら弱っていく。或いは悪くなっていく。それでも、老いて来たことを自覚して“自然の摂理”として受け入れれば、そんなに苦痛な日々ではなくなる。ところが、どちらかというと健康面に関して、若い頃から自信を持っていた人に限って、自分の“老いていく姿”を認めたがらない。私の知人で、年齢が行ってから、足腰が衰えていくのを恐れ、毎日、相当数の距離を歩いている人がいた。彼は真夏でも汗水たらして必死に歩いていた。自分の身内に、年齢が行って歩けなくなって、不自由な生活をしてきた人を観て「自分はそうなりたくない」という気持ちが強かったようだ。それにしても「必死に歩き過ぎだな」と、わたしは思ったが黙っていた。彼は、ある時から歩かなくなった。不思議に思って訊くと「最近、血圧が高くなって、歩くほど上がってしまうんだ」と嘆いていた。そうやって急に歩かなくなったものだから、今度はあちこちに支障が出て来たらしい。何でもそうだが、急激に行うのや、過剰に行うのは、考えものなのだ。ところで小椋佳氏の方は、最近になって歯が13本も抜けてしまったという。昔から、歯の衰えは全身の衰えに直結することで知られている。足腰の血流や血管も弱っていて、このままだと歩行困難になるらしいが、その治療法はないという。更に左目もほとんど見えなくなっている……という。それでも、それらを深刻に語るのではなく、ユーモラスに冗談めかして語るのが素晴らしい。運勢の中で、神様の素晴しさを想うのは、健康や寿命に対する“或る種の平等さ”だ。確かに、人生そのものは必ずしも“平等”とは言えない部分も多いが、こと健康面や寿命に関しては、どんなに名誉や地位に恵まれても、莫大な経済力に恵まれても、老いて行けば“神の平等さ”に逆らえなくなる。だから、逆に、老いてあちこち故障するのは「当然のこと」として受け入れれば、そんなに悲しくも辛くもなるなるのだ。
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