今年の春から、NHKが鳴り物入りで始めた「ごごナマ」だが、正直まったく面白くなかった。大体「ナマ」が“売り”のはずなのに、まったく「ナマ」を活かすようなニュースやコメントや事件を取り上げようとしない。つまり、ナマであることの“必然性”が全くないのだ。しかも、MCの船越英一郎氏も美保純氏も台本に忠実に従っているから、その個性が死んでいる。特に美保純氏は、本来は“ぶっちゃけキャラ”で人気を出したのに、NHKはそれを押し込めようとするから彼女らしさが全く出ない。これでは面白くなるわけがない。“庶民の茶の間”を意識し過ぎたソファの演出も、座り心地が悪そうで内容的にも合っているとはいいがたい。そんな“つまらない”午後の番組なのだが、前夜に松居一代氏が“決死(?)のユーチューブ”で、夫の船越氏を告発した。その内容はミステリーじみた告発で、名指しの告発であっただけに、当然、その本人が「ナマ」で出ている「ごごナマ」が注目されるところとなった。ところが、当のご本人は“完全スルー”で何らの発言もない。せっかくのマナを、おそらくはプロデューサーやディレクターが“NG”を出しているから一言も喋れない。文字通り「ナマ」のひとかけらもない番組で終わった。ただ一つの“救い”は、いつもより視聴率が良かったことである。つまり、船越氏のリアクションとか発言を期待した人たちが「ナマ」を観ようとしたからだ。しかし「穏やかな午後」をコンセプトにしている(?)NHKとしては、どこまでも「ナマ」の顔を見せてはいけない、という演出らしい。だったら何故「ごごナマ」などという“思わせぶりなタイトル”を付けたのか。それこそ「のんびりソファ」とでもいうタイトルにすれば良いのだ。それなら、今の放映内容は合致する。とにかく、NHKも船越氏も、それから「週刊文春」編集部も、松居一代氏の“大宣伝”には感謝すべきである。身体を張って「ごごナマ」や「週刊文春」を宣伝してくれているのだ。低迷する「ごごナマ」にとっては、救世主になるかもしれない存在である。それを“完全スルー”してしまっては、せっかく「ナマ」を期待した視聴者たちを裏切ることになる。もし、ナマを扱えないなら一週間分、録画撮りして流したらどうなのか。
最近、見知らぬというか、聴き慣れないというか、政党が次々と誕生している。時代の変化は、当然、政界にも及んでいて、昔からの“弱小政党”はだんだん忘れられつつある。そこで…というわけで 続きを読む
ペルーのワスカラン山で日本人登山家ふたりが遭難し、その一人である登山家で医師でもある稲田千秋氏(40歳)が亡くなった。もう一人の登山家・寺田紗規氏(35歳)の方は救助されたが衰弱し 続きを読む
いつの頃からか北海道の十勝・大樹町と言えば「宇宙のまち」という形が根付き始めた。この町には、他にも「砂金のまち」とか「ミニバレー発祥のまち」とか「清流日本一のまち」とかいうアピール 続きを読む
今から13年前「東京」と「ニューヨーク」では、ほとんど変わらなかったものがある。ドル換算による当時の“平均月収”だ。やや意外な気もするが、それまでの日本は、そんなに“薄給の国”では 続きを読む
バブル期に放映され人気を集めた「笑ゥせぇるすまん」の実写版12回が、7月18日からテレビ東京系で配信されるという。その主役である“無料で幸せを売る男”喪黒福造役となったのがロバート 続きを読む
6月23日にフジテレビの制作部長が「常習賭博」の疑いで逮捕され、続く24日には現役アナウンサー(27歳)がオンラインカジノを行ったとして「書類送検」された。実質、同じことを行ってい 続きを読む
ときどきTVから録画してあった大昔の映画を観る。昨日も80年代前半に公開された原田知世主演の「時をかける少女」を観た。この映画は筒井康隆氏の小説を脚本化したもので、ちょっとSFっぽ 続きを読む
歴史の教科書に出て来る「ハンムラビ法典」その中に「眼には眼を、歯には歯を」の一節がある。これは一般に誤解されやすい諺でもあるのだが、本来は「眼を潰されたなら、相手の眼を潰し、歯を抜 続きを読む
「松本人志」「中居正広」「国分太一」……最近は次々と大物芸能人の“ハラスメント行為”が発覚し、芸能界から締め出されつつある。いずれも若い時から一世風靡した人たちだ。つまり、あまり苦 続きを読む
「バイきんぐ」の小峠英二氏(49歳)が一般女性との結婚を公表した。彼の結婚は、いろいろな意味で多くの男性に“勇気を与えるもの”だと、わたしは思う。まず、年齢、彼はもう“50”に手が 続きを読む