日本のマスコミはどういうわけか“貧困層”の報道には熱心だが、“富裕層”の報道は滅多にしない。確かに周りを見渡すと「富裕層」と呼べそうな人は見当たらないから、自然「貧困層」や“庶民レベル”に「眼」が向くのかもしれない。けれども、それはそれで“片手落ち”というものである。昨日、クレディスイスという世界的に有名な金融機関による最新の“ミリオネア調査”が公表された。世界の「お金持ち」に関しての調査である。それによると、これまでトップをひた走っていた米国が、中国に“富裕層の成人数”で抜かれたというのだ。つまり、米国が9900万人だったのに対し、中国では1億人を初めて超えて、トップに立ったというのだ。ここでいう“富裕層”とは日本円にして約1億円以上の資産を所有している個人のことだ。確かに中国は人口が多い。とはいうものの1億円以上の資産家が1億人を突破していたというのはすごい。しかも、この数字、まだまだ伸びそうだというのだ。奇妙なことに米中は「貿易戦争」の真っ最中であるが、それによって富裕層が減ることはなく、むしろ増えているのだ。ところが、ところがである。今度は「超富裕層」の数で観てみると意外な事実に気が付く。ここでは資産5000万米ドル、日本円にして約52.5億円以上の資産家を「超富裕層」と呼ぶ。それによると、全世界には13万人もの超富裕層の人達がいる。そして、その順位は米国、日本、中国の順に変わるのだ。なんと日本には中国よりも多くの“超富裕層”の人達がいるのだ。実数でいうと、米国38500人、日本9960人、中国8800人、明らかに日本の方が上回っている。(数年後には抜かれそうだが…)この数字を見る限り、経済が低迷している日本だが、超富裕層の大金持ちはまだまだたくさんいるのだ。現代の場合には、かつての「土地成金」は消え、その多くは企業の創業者たちである。日本の1位は昨年までソフトバンクの孫正義氏だったが、今年はユニクロの柳井正氏に変わった。世界の順位では27位で3.4兆円の資産を所有している。「億万長者」という表現はもはや過去のもので今や「兆円長者」という何ともゴロの悪い単位なのだ。ところで何もしなくても“お金持ち”に変わっていく「魔法」を無料で伝授しよう。それは漢字を書く時に“偏”と“旁”の間を意識的に開けて、つまり中間に“空き”を作るようにして文字を書く。例えば「銀行」と書く時に「金 艮」の中間、「行」の中間に“空き”を作るのだ。これを練習し、ごく自然に書けるようにする。それだけで、間違いなく、あなたは“富裕層”に変わる。
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