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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「科学的な予測」は“外れる”から人生は面白い⁉


2022年が77万人、2023年が72万人、そして2024年が68万人……果たして“この数字的変化”が何なのか、あなたには判るだろうか。実質的には、これは大まかな数で、しかも昨年の数字は厳密に言うと、まだ確定したわけではない。けれども、ほぼ確実な数字として公表されている。つまりは、毎年、確実に何かが減っていっているのだ。実は、国が採用した科学的な予測によれば、70万人を切るのは2038年のはずであった。だから、相当な前倒しで、昨年の内に切ってしまったことになる。この数字の答えは「出生児数」で、毎年、勢いよく“低下傾向”にある。ほんとうは、もっとゆっくり下降していくはずだったのだが、なぜか“急速な下降”となってしまった、というわけだ。「少子化」が叫ばれて久しいが、もはや“待ったなし”の段階まで少子化の速度が進んでいるというわけだ。もちろん、いちばんの理由は“経済的な不安”による。日本はいつの頃からか、出産や育児や子育てに“難しい国”となってしまった。ただ、そればかりではなく“婚姻数の低下”も、少子化を生み出す“大きな原因”になっている。昔の日本人は“中流家庭”が8割と言われ、だれもが中流で“格差の少ない国”であった。それが、いつの間にか“経済格差の大きい国”となり、その結果、結婚できる人、子供を産める人、たくさん子供を育てられる人、と経済力だけでも何となく判別できるまでに変わりつつある。更に、若い人たちの恋愛観、結婚観、出産観が多様になった。昔のように“みんな一緒”ではなくなってしまった。だから、恋愛も、結婚も、出産も、干渉できない。結婚したい人が結婚し、出産したい人が出産すれば良い……方式に変わりつつある。したがって、少子化の問題も、ただ単に経済的な支援をすれば“増えていく”という単純な図式ではない。だから昔の「科学的な予測」は、大きく外れたのだ。科学的な予測というものは“多様な生き方・考え方”が増えれば増えるほど、当たらなくなる。これは“出生児数の話”だが、実際には“さまざまな部分”で、この多様性が顔を出している。したがって、科学的予測は“当てにくい時代”になって来ている。そういう点から言えば「占い」というのは、元々“科学的な予測”ではない。どちらかと言えば“偶然に基づく予測”に近い。だから、そういう意味では現代の方が“的中する”可能性が高い。ただ、それはあくまでも“抽象的な予測”であって、具体的に予測することは“時代的な変化”が大きい分、ますます不透明になって来ている……と言えそうだ。
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