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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


カルト教団「GNI」600人超「絶食自殺」発覚‼


こういう事件を書くのは気が重い。けれども現在進行形でまだまだ自殺者数が増えそうなので、日本でも「起こりかねない事件」として知っておく必要があるだろう。カルト教団による「集団自殺事件」だ。その場所はアフリカのケニアで、昨年あたりから“その噂”はあった。けれども、どこまでが本当で、どこからが“噂の域”なのかがハッキリしなかった。たぶん、それもあって日本のマスコミでもあまり報道してこなかったのだろう。けれども事件の規模から言って、これはもっと大きく報道すべきニュースだ。その前にケニアに関して予備知識と知っておくべきは、この国はキリスト教徒が圧倒的に多いということだ。約80%の人たちがキリスト教系の人たちなのだ。だから、基本的にそういう国では“熱心なキリスト教徒”たちに対して、警戒心が少ない。ただ単にキリスト教徒が多いだけでなく、キリスト教の分派も多い。つまりはキリスト教系の新興宗教だ。事件を引き起こした教団も、実はそのキリスト教系の新興宗教だ。ちなみに日本で問題となった旧統一教会もそういうものの一つだ。ケニアで教祖ポール・マッケンジーが逮捕されたのは「GNI(グッド・ニュース・インターナショナル)教団」で、元々はタクシー運転手だったマッケンジー容疑者が2000年代前半に開始したものだ。ただ本格的にというか、過激な説教が始まったのは2016年ころからであったらしい。彼は自分の夫や恋人がアルコール依存や麻薬依存に陥っていると訴える女性たちに手を差し伸べた。そうして、摩訶不思議にも教祖の力で、その夫や恋人たちは“依存症”から立ち直ったのだった。そういう人たちが多くなって、急速にGNI教団は拡大し始めた。マッケンジー教祖の“神懸かり説教”は「天国はあなたたちを待っている」というものだった。偉大なる神の子=イエス・キリストが「あなたたちを出迎えてくれる」と説いていく。そして「イエスに逢える唯一の方法は絶食をすることだ」と説く。「物欲にまみれた世界から遠のき絶食することにある」と説くのだ。その言葉に従い、多くの人たちが“自らの財産を教団に捧げて”絶食し始めるのだ。ケニアの南東部「シャカホラの森」には家族と連絡を絶った人達多数の遺体が埋まっていると噂される。現在までに発見された遺体は400体。まだ200体超が森に眠っている可能性が高い。身内からの訴えを見過ごしてきた警察の責任も問われている。
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