人間の“運命”はちょっとした事件から大きく変貌していく。しかも、その事件には二人が関わっていたのだが、やがて一人だけが脚光を浴びるようになる。その事件とは「AKB48握手会傷害事件」と呼ばれるもので、2014年5月、岩手で行われたAKB48の握手会においてノコギリを持った男が乱入、偶然居合わせた川栄李奈さんと入山杏奈さんに襲い掛かったものである。その結果、マネージャー男性一人も含め三人が裂傷を負った。その当時、AKB48のメンバーの中で川栄さんと入山さんとは一般的には有名ではなく、それだけに一躍“個人名”がTVや新聞などを飾る結果となった。翌日、私は二人の生年月日だけから、今後の展開について、この事件は入山さんには“トラウマ”として残り、川栄李奈さんには“人気運”をもたらし、タレントとして活躍するきっかけを与えてくれるかもしれない、と記した。もちろん、私はそれまで二人の名前すら知らなかった。その後しばらく、私は彼女たちのことを忘れていたが、いつの間にか川栄さんの方は“卒業”し、タレントや女優として本格的に活躍し始めていた。NHKのドラマに出ている姿を見ても、最初、誰だか分からなかった。ところが徐々に彼女は人気を得ていって、今や8本のCMを抱えるまでになっていたらしい。楽天フリマアプリのCM会見では、自ら手作りしたというクラッチバックを持参、器用な一面も見せている。秋には初主演映画「恋のしずく」が公開され、来年はNHKの大河ドラマへの出演も決まっている。おそらく一般の方は“あの事件”が起こるまで「川栄李奈」という名を知らなかった。それが今や「新CMの女王」という呼び声さえ出ている。もし、あの事件がなかったなら、彼女はこんなに活躍することは出来なかっただろう。今となっては、私自身、何を見て「人気運を得て活躍するようになる」と断言したのか、よく思い出せない。ただ人生にはさまざまな出来事が起こるが、一見、“悪いこと”“哀しいこと”“不運なこと”“ショッキングな出来事”がきっかけとなって「幸運をつかんでいく」人生は多い。だから、人生は不可思議であり、運命は面白いのだ。
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今から13年前「東京」と「ニューヨーク」では、ほとんど変わらなかったものがある。ドル換算による当時の“平均月収”だ。やや意外な気もするが、それまでの日本は、そんなに“薄給の国”では 続きを読む