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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「お見合い中」に“都市封鎖”でも「愛」育たず


もしも、あなたが「お見合い」の最中、突然ロックダウンで市街地が封鎖され、相手の自宅から動けなくなってしまったら、どうするだろう。こんな昔のコントにでもありそうな出来事が実際に中国で起こった。その女性である王さんは適齢期を過ぎても、なかなか良い相手に出逢えなかった。そこで家族に勧められて「お見合い」をすることになったのだが、そこは中国、なかなかに合理的というか、細やかな配慮に欠けるというか、10人立て続けに“お見合い”する一週間の鄭州旅行となった。ところが、その鄭州に入ったとたんにコロナが急拡大、5人目の相手男性との“お見合い中”にロックダウンの宣言がなされた。実は、お見合い会場は別だったのだが、相手男性が「手料理でもてなしたい」ということになって、彼の自宅に行き、その食事中に市内全所が一斉封鎖されてしまった。だから彼女は、その家から出られなくなってしまったのだ。これこそ、まさに“運命のいたずら”であり「赤い糸」のような気もするのだが、なにしろ中国。そんなことは全然考えもせず「寝泊まりしても、愛情なんて湧くわけもない」と、そっけない。もうちょっと優しくしても…。その証拠に彼女は、そこでの暮らしを退屈なのか“動画投稿”し始めた。その動画が“奇妙な居候生活”ということで話題となったのだ。お見合い男性に対しては「マネキンみたいに無口であることを除けば良い相手」と評している。彼女に言わせると「口数が多くて面白い男性」が“好み”であるという。中国人で口数の多い男性というのは、あまり信用できないような気が、他人事ながらするのだが、どうも5人目迄の男性の中には“好みの男性”は居ないようで…。確か中国の場合、かつての“一人っ子政策”で男性の数が、女性の数よりもかなり多い。だから必然的に「お見合い」となった場合には“女性側優位”という現象が起こる。実は、この動画の拡散によって、この女性にも、そして相手の男性にも、興味を抱く独身男女が出て来ているらしい。思いもかけない反響に、王さんはもう「動画投稿はしない」とかたくなだ。果たして、彼女には“運命の出逢い”は存在するのだろうか。
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