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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「出生地」&「第二の故郷」が「運命」を作る


人間には産まれてから死ぬまで、ずっと同じ街や田舎で生きて死んでいく人もいる。だが、そういう人は少なく、多くの人は産まれた街と、人生の大半を過ごす街と、余生を送る街とは違っているものだ。不思議なことに、太古の昔から、人間の暮らし方には、土着型の生き方をする人と、放浪型の生き方をする人と、前半生と後半生とが異なる異郷型の人と、大きく三種類に分かれるものだ。放浪型は転々とするのが特徴だが、ある時点からピタッと動かなくなることもある。“異郷型の人”は、ある時点から“もう一つの故郷”を持つようになるのが特徴で、その後半生はまるで“土着型”でもあったかのように、その“第二の故郷”に深く根を張るような暮らし方となる。どのタイプが幸福かは一概に言えない。多少、性質とも関係があって、保守的で堅実型の人は“土着型”の生き方が良い。好奇心が強く冒険好きで枠にはめられるのが嫌いな人は“放浪型”の生き方が良い。また自分の過去にトラウマやコンプレックスを持っている人は“異郷型”の生き方が良い。アメリカのノースカロライナ州に暮らす真喜・西尾・フィップス氏は純粋な日本人だが、大学生で19歳の時に短期留学でアメリカに来た。ところが、その短期留学中に現地人男性と“運命の出逢い”を経験する。その後、日本に戻ってからも文通を続けて2年後には単身アメリカへと渡り、アメリカ人男性と結婚して、そのまま現地に住み着いた。そうしてすでに50年近い歳月が流れた。文字通り「アメリカ」は“第二の故郷”となった。アメリカに暮らして、さまざまな職業について、旅行代理店の副社長にもなったが、彼女の夢は「絵を描くこと」そして「本を書くこと」だった。62歳の時に網膜から出血して止まらなくなった。医師から「失明してしまうかもしれない」と言われたとき、“夢”を果たせずに亡くなるのは、嫌だと思った。そうして一冊の本を書き上げた。バイリンガル絵本『とくいなことってなあに?(WHAT DO YOU LOVE TO DO?)』は、自らの育児体験から生まれた。親子で一緒に読んで欲しい本だ。その後も新たな絵本を書き、自らの半生記も本にしようとしている。全ページが英語と日本語と両方の言語で書かれた絵本が誕生したが、“第二の故郷”を得たことで、彼女の人生は変わり、運命も大きく変えた。いつ、どういう形で“大きく動く”かは「運命」を変える一番の決め手なのだ。
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