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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「最下位チーム」が勝利し「最強チーム」に⁉


“個人競技”ではありえないことが“団体競技”ではしばしば生じる。昨日、昨年セリーグ最下位だった「中日ドラゴンズ」は、今年“最強メンバー”が揃ったと言われていた「侍ジャパン」に7対2で圧勝した。投打にわたって最下位メンバーの方が上回っていたのだ。壮行試合として行なわれたものなので、まだ“肩慣らし”という観方もできるが、6日後には各国のメンバーと闘うWBC本番を控えている。本来は“肩慣らし”の段階ではない。ただ観方を変えれば、今年の「中日」が期待以上に出来上がっていて“強いチーム”に生まれ変わっていた、ともいえる。特に団体競技は一人一人の力よりも“チームとしての結束力”が重要なので、その点でこの試合には“落ち度”が見当たらなかった。この「最強のチームに勝てた」という自信は大きい。それも大差で勝ったのだ。こういう自信が“能力”を高める。人間の潜在能力というのは、元々そんなに大きく違わない。ところがいったん自信を失うと、人は潜在能力を発揮できないし、逆に“人前で自信を与えられる”と、それは“既存の能力”となる。誰でも多くの人たちが見つめる中で“普段以上の力”を発揮できたなら、それは自信だけでなく、或る種の“快感”を得られる。何度かそういう場面を重ねて、そのイメージが定着すれば、ほんとうの“ゆるぎない自信”へと変わっていく。こうして人は成長していくのだ。そういう意味では、今回の壮行試合は、なによりも立浪監督と「中日」の選手たちに“素晴らしい機会”を与えた。元々ふだんから“褒められることになれている選抜メンバーの選手達”は、今回の試合だけで落ち込むようなことはなく、それほど大きく自信を失うようなこともない。もっとも今回の試合で誰もが“不安を抱いた”のは事実で、それを引き摺らないためにも今日からの試合が重要になる。もしも、今日も続けて完敗するようなことがあれば、これは“中日の自信”よりも“侍ジャパンの不安”の方が強まることになる。誰もが“厳しいまなざし”に変わる。憧れていた選手たちの“仮面が剝ぎ落されない”ためにも、WBCの結果を占う意味でも今日の試合は絶対に落としてはならない。
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