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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「最新科学」も「神様」も、全米を救えない⁉


いま日本国内でも「寒波」が来襲中だが、もっと強烈な寒波に襲われているのが全米である。文字通り“クリスマス”に天空からやって来た寒波で、アメリカを象徴するニューヨーク州で長時間のホワイトアウトなどによって27人が死亡している。「寒さ」で死ぬというのは辛い。一気にというより、徐々に“死が迫ってくる形”での「死亡」となるはずで、その意識が薄れていくまでの時間が長いだけに“拷問的な恐怖”であろうと思われる。そういう時、人は何を願うのだろうか。もちろん、具体的には救出隊がやって来ることかもしれないが、実質的に“嵐が収まらなければムリ”だと解っている場合、おそらく多くの人は「神に祈りをささげる」に違いない。人間というのは不思議なもので、普段、どんなに無神論者で「神などいない」と断言するような人でも、そういう時には神様に祈る。いないと思っているのだから、祈っても無駄なように思うのだが、人間の本能というのは、そういう風に出来ている。もちろん少数の人は「神」ではなく「科学の力」を信じようとする。ここはアメリカ最新科学の国なのだ。すべての問題、すべての悩みを“科学”で解決してきた国ではないか。ニューヨークはその象徴の場所ではないか。けれども、科学というのは、どういうものか「大自然の脅威」にはからきし弱い。他のことには敢然と立ち向かっていくのに、どういうものか「大自然の脅威」には手も足も出ない、というのが今のところの真実なのだ。だから、アメリカでは大自然の脅威にさらされての死者数が毎年、後を絶たない。結局、アメリカンドリームを求めて移住した人々は、こういう時に自らが求めた国には“儚い夢”しかなかったことに気付く。「理想郷」や「桃源郷」はどこまでも遠く「山のかなた」にしか存在しない。日本の詩人は「山のかなたになお遠く幸い住むと人の言う」という有名な詩を遺した。最新科学も、神様も、ちょっとずつ“人助け”はしているのだが、まだまだ生きながらえる人の命を片っ端から救って、すべての人たちを幸せにするまでの力は持っていないのだ。
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