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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「漢字」は中国ではなく、韓国や日本のもの⁉


韓国人の作家キム・ジンミョン氏が奇妙な新説をYouTube動画で発信し、マスコミなどから注目を浴びている。その新説とは、中国の漢字はもともと殷墟から発掘された「殷字」が元になっているもので、そのあとに続いた王朝「周」や「秦」でもなく、ましてや紀元前202年に出来た「漢王朝」ではありえない。にも拘らず「漢字」と称して漢民族の文字であるかのように伝わっているが、殷民族は漢民族の一部ではなく、むしろ、その故郷は古朝鮮人や古代日本人にも通じる“東夷族”で、現存民族という点から言えば元々は朝鮮人や日本人の文字と言える……と主張している。確かに、漢字のルーツが殷墟文字にあるのは間違いなく、漢族の文字であると決めつけているのは不可思議な話だ。キム氏によれば、漢民族の家はほとんどが南向きだが、殷民族は北東向きで、それはその出身地方を向いているからであるという。確かに、殷王朝における風水思想では墓は子孫たちに向けて建てられる。したがって住居は逆に“先祖たちに向けて建てられる”というのは理解できないことではない。ここで私は奇妙な事実を想い出す。日本ではカメの腹甲を用いる“神事としての占い”が存在していたが、この方式は“殷王朝で行われていた占い”なのだ。奇妙なことに、殷王朝以降の中国の王朝では“カメの腹甲を用いる占い”は存在した形跡がない。もう一つ卑弥呼の時代に日本人は“身分や職種を表す刺青”を入れていたと中国の記録に記されている。ところが、これも殷王朝では“行われていたこと”で、刺青文化を持っていたので、十干を表す文字にも「辛」の文字がある。「辛」は元々刺青を入れるための“針”を表す文字なのだ。殷王朝以降の王朝では刺青を入れる風習が無くなっている。そのような点を考えると、キム氏の言う新説には一理あるとみるべきかもしれないのだ。もっとも、朝鮮には“カメの腹甲占い”も“刺青の風習”も存在していない。そうすると、もしかしたら日本人こそ“東夷族の子孫”である可能性がないとは言えないのだが……。
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