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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「無職の姉(34)」VS.「無職の弟(30)」勝者なく


そのニュースは、さまざまなことを私に連想させた。なによりも私の目に飛び込んできたのは、見るからに「立派な豪邸」に暮らしている姉弟という点だった。けれども、その姉弟とも“無職”だったらしい。近所の誰もが、その姉弟を「見掛けたことがない」と口をそろえる。両方とも“無職で引き籠もり”だったのだろう。その豪邸の状態からすると、親は“成功者”なのに違いない。けれども、子供たちは34歳の姉の方も、30歳の弟の方も、共に無職で引き籠もり状態が長く続いていたのだとすれば、その豪邸の中で“仲良くすべきふたり”が、それぞれの「闇」を抱えてストレスの中で激しく対立していたことは間違いがない。人間というのは、どういう状態の中でも「自分の世界」というものを構成する。もし、ふたりが「社会」に目を向けていれば、同じ“仲間同士”として助け合うことも出来たのだろうが、ふたりとも“世界が狭く”自分の「家の中」にしかないから、その中での「世界」が“世の中のすべて”となってしまうのだ。おそらく、ふたりは性格的にも“似ていた”に違いない。似ていたから、30代で双方とも“長期間の引き籠もり状態”が続いていたのだ。どうして世間に目を向けず、姉弟間で対立したのか。それは共に性格が似ていて、相手の中に“自分の悪い部分”を感じてしまうからだ。謂ってみれば、自分自身に対する“怒り”が日ごと増殖していたのに違いない。今回は、姉が弟を包丁で刺したのだが、逆のパターンだって、有り得たかもしれないのだ。結局、どちらかが家を出るとか、就職するとか、専門学校に通うとか、“社会に向き合う形”を取らないと、理解し合う状態は作れない。加害者となった姉は、弟を殺そうとするくらいなら、結婚相談所に出向いて“良い相手”を探せば良かったのだ。恋愛での結婚は難しくても、お見合いでの結婚なら十分可能だったはずなのだ。元々、両親に恵まれ「家庭運」の良い人は、恋愛では幸福になれなくても、お見合いで結婚してしまえば「家庭運」には恵まれるように出来ている。おそらく弟とも“子供時代”は仲が良かったに違いないのだ。結婚してしまえば「殺人未遂」で獄中につながれることもなく、まあ、そのそこ“善い人”と平凡だが「幸せな家庭」を築くことが出来たに違いない。弟の方は、とりあえず「ちょっとしたパート・アルバイト」を見つけて「社会への第一歩」を踏み出すことが重要で、頭さえ下げることが出来れば、必ず、就職は出来る。人生は、そういう風に“小さな第一歩”からスタートすべきなのだ。
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