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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「連鎖廃業」続くか「西陣」のギブアップ⁉


もう何十年も前になるが、わたしは一時期パチンコに毎日のように通った。勤めていた会社を辞めて、しばらくたったころだった。私が会社を辞めたのは、ある出版社と“継続出版契約”を結んだからだった。その頃、私は30代に入って自分の将来を焦っていた。最終的には作家かプロ占い師として成功するのが“夢”だったが、30代に入ってもなかなかそのチャンスが訪れず、内心では焦っていたのだ。そういう時に、ふと巡り合ったのが“極小出版社のT”だった。どちらかと言えば元々は海外文学の翻訳などを主体としていた出版社だったが、その時には“占いの本”も出していた。その社長が私の文章を気に入り、当時、私が既に書き上げていた“古代文明の本”を出版し、そのあと「二か月に一冊の割合で“運命学シリーズ”を出版していきたい」との相談だった。わたしにとって“渡りに船”の話ではあったが“二か月ごとに一冊を出す”というのは条件的には難しい。少なくとも、勤め続けていては書き上げることができない。それで会社を辞めたのだった。ところが、そのすぐ後になって、なぜか急に出版の話は取り止めとなった。わたしは訴訟を起こそうと思ったが、弁護士から、長くかかるしその費用も高額になる旨を告げられた。結局、わたしは「占い師」に切り替えるしかなかったが、十分にその用意が出来ていなかった。二十代半ばで一度“占い業”を始めたが、それだけでは生活できなかった。だから同じことの繰り返しになりそうな気がした。そういう時期に立ち寄ったパチンコは、わたしに何度か続けて勝利を与えた。こうしてパチンコに嵌まった。パチンコメーカーの一つに「西陣」という織物産業のような会社があることを知ったのはその時だ。その「西陣」が70年の歴史に幕を閉じ、3月1日で廃業した。近年は“出玉規制”というものがあって、パチンコメーカーは客を呼べなくなっている。その結果、各メーカーとも「ゲーム機のような機種」を作って“若いファン層”を獲得しようとした。けれども、ほんとうにファンとなってくれるのは“ギャンブル好きなオジサン・オジイサンたち”であって、他には水商売系のオネエサンたちくらいだ。本物の若者は興味を持たない。持ったとしても金がない。結局、オジイサンたちは難しいゲームのような機種では十分に楽しめない。客足が遠のくのは当たり前なのだった。したがって「西陣」だけでなく、さまざまな機種メーカーが“その後を追う”可能性が強い。若者にターゲットを絞ったことが最大の間違いだったのだ。
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