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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


接近して来る「クマ」と逃れんとする「人間」


どうも最近、クマは“人間世界”に興味を持っているらしい。昔であれば、野生のクマは決して人間に近づかなかった。人間の方も、そういうクマを尊重して、遠くから見守った。ところが、いつの頃からか、クマは“人間世界”に興味を抱くように変わった。どうしてかというと馴れて来たからだ。そうでなければ国道のど真ん中に座り込んだりしない。ど真ん中に座り込まれると、どちらの方からも“通り抜け”できない。そういう形で、帰省先の羅臼町から札幌に向かっていた会社員の吉田綾乃さん(30歳)は車を停止するしかなかった。対向車線からも一台の車がやって来た。もちろん、同じようにクマの手前で停止させた。ただ急停止に近かったので、クマがそれに反応した。その車の方に近づくと、タイヤを触ったり、蹴飛ばしたりする。やがて立ち上がるとミラーを掴んで車体の上に乗っかろうとした。だが滑って上手く乗っかれない。そうすると今度は窓越しに運転手を窺った。ドライバーの若い男性が凍り付いた表情で固まっている。この付近では、最近、クマの出没が多く、ドライバーたちに注意を呼び掛けている。絶対に窓とかドアとか開けてはならない。吉田さんは夢中で動画撮影を行った。結果的に、クマが立ち上がって車内を覗き込む場面を撮影できたのだ。そのあとも車内から無視されたことで、獲物に有り付けないと悟ったクマは、ようやくその車から引き下がっていった。したがって実質的な被害は出なかった場面だが、もし窓など開けていたなら、どうなったかわからない。今回の事件は知床付近だが、大都会の札幌でも近年は住宅街でクマに出くわすことが多くなっている。地球環境の変化で、野生動物の領域に変化が出て来ている。もう一つはクマ自体の数が増えていることだ。猟友会の人たちも許可を取らないと撃ち殺すことが出来ない。ばったり出遭って“許可”もへったくれもあったものではない。先日は果樹園が荒らされた。間違いなく、クマは“人間世界”に興味を持ち始めている。今回のクマも、もしかしたら誰かが窓から食べ物を放り投げて走り去り、それに味をしめたのかもしれないのだ。動物園ではないのだから、エサなど与えてはならない。テディーベアではないので可愛くもないクマに、ストーカーのように付き纏われたなら、生きた心地がしないではないか。
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