エジプト航空機がまたしてもテロに遭ったらしい。勝手な憶測でいえば、ISも含む「イスラム原理主義」の一派によるテロ行為であろうと思われる。今回の直接原因は今のところ不明だが、彼らのテロ行為には共通性がある。最初から、自分の命を犠牲にする覚悟で行っている、ということ。だから躊躇がない。しかも“聖なる死”という考え方に基づく。彼らは死の直前まで“神を讃える”。信仰が背景にあるので「殺人行為」であるのに“悪”という概念がない。そうはいっても通常なら「死」を意識すれば“怖さ”が伴う。それが、そうならないのは、自らを“神の代行者”と位置付けているためである。つまり「神の眷属」として“殺人を行うのだ”という思い込みがあるからだ。日本人の感覚からすれば、仮にそうだったとしても、結果として“自分自身は倖せになれないではないか”という思いが残る。けれども彼らの感覚は異なる。元々が“民族宗教”である「イスラム原理主義」は、考え方の根本に「われわれ」がある。決して「わたし」ではない。だから、自分が犠牲になったとしても、その結果として「われわれ→次世代の子孫」が“勝利”すれば、それによって目的は達せられる。ここで重要なのは「われわれ」が“倖せ”になるためには「敵」に“勝利”しなければならない、と考えていることだ。そして、その「敵」とは、自分たち民族以外の“信仰対象”にある。決して特定の国家とか、指導者とか、地域とかにあるのではない。謂わば「異なる宗教=神」にある。それらの“神々”に“勝利”しなければならないのだ。「究極の一神教」である彼らは“みんなも一緒に倖せになろう”などという甘い発想はない。地球全体が「イスラムの神」に帰依するまで“聖戦”は終わらない。もちろん、これはあくまで「イスラム原理主義」の考え方であって、それ以外の“平和なイスラム教徒”の考え方ではない。ただイスラム教徒が、その根本に「われわれ→次世代の子孫」という発想を持っているのは共通している。
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