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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


熱波と猛暑で「モンブラン」のカタチが崩れ…


「モンブラン」と言っても洋菓子のモンブランではない。西欧最高峰として標高4800メートルの高さを誇るモンブランの方だ。そのモンブランに関わる人たちの顔色が、いま一つパッとしない。どうしてかというと今年の場合、早くからの熱波と猛暑で山全体の地盤がゆるくなり、山頂部の氷が溶けだしているからだ。したがって“登山ルート”は危険がいっぱいとなって、だれも登頂したがらないのだ。その頂上を目指す人は例年の10分の1以下になっていて、プロなどベテランの登山家以外は“登ることを見送る”自主規制が掛かっている。それはそうだろう。ここは普段であっても、帰ってくることを保障出来ない山なのだ。氷が溶けだしたのでは危なくて仕方がない。実は途中の山小屋までであっても、必ずしも「安全である」とは言い難い。地盤が緩み、氷が溶けだしたことで、山頂付近から“巨大な石の塊”がゴロゴロと落ちてくる。深夜になっても気温が6度に達しているのだから、溶け出すのは当然だった。スイスは街中における名所や観光遺跡などは少ないが、自慢の山々があることでこれまで莫大な観光収入を得てきている。アニメに「アルプスの少女ハイジ」というのがあったが、実際、高原列車からの穏やかな草原や湖などの風景は優美で“絵になる部分”が多い。私のように、普段はそれほど“自然世界”など求めていないものであっても、ああいう場所へ行くと“アルプスの少女”的な女性に惹かれたりする。地球温暖化の影響は皮肉なことに“地球のてっぺん”に近い人々と、逆に北極海の海沿いで地盤の低い街に暮らす人々と、その両方の人たちをじわじわと追い詰めている。考えてみれば、そういう地球上の環境的な変化は今に始まったことではない。「恐竜の時代」から“それ”はあって、我らが生きている「地球号」は我々だけの乗り物ではない。われわれ人類は地球環境の変化や時代に合わせながら、何とか生き延びて来た。古代中国の王朝家に代々伝わった「風水思想」は、自然環境と向き合って学んだ古代の人々の知恵の遺産である。その自然環境に“調和しながら生きる”ことの大切さを説いた“4000年前の人々”の古くて新しいメッセージなのだ。
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