太陽系の誕生初期に“冥王星が生まれ変わっていた”ことを東大などの研究チームが実験とシミュレーションから証明、このほど科学雑誌で公表した。それによると、冥王星の赤道付近にある“クジラ模様”は、太陽系が誕生して間もない頃に原始惑星同士が衝突した結果として生じたということを解明したのだそうだ。つまり、冥王星の大きな衛星カロンは、その衝突時に産れた子供星として存在していることになる。実は“そういう仮説”は前からあった。今回は、それを科学実験的に証明したということだ。そして、それは占星学にとっては中々有意義な証明なのだ。というのも、占星学においては冥王星は「生まれ変わりの星」ということになっていて“復活・再生”を意味する惑星とされてきた。天文学上では“準惑星”に降格されたが、占星学上では、その後も“復活・再生”の役割を演じ続けてきている貴重な星なのだ。占星術師の中には、準惑星に降格された冥王星に“もう用はない”と冷たくあしらっている方もいるが、とんでもない。実際に数多くのホロスコープを実占的に手掛けていれば、この惑星を外して“運命を読む”などということは無謀以外の何物でもない。それくらい“その現象が判然としている惑星”なのだ。われわれの生活の中でも、リサイクル事業は今や欠かせない。“再婚”や“再就職”や“再生医療”も欠かせない。それらを左右しているのが、この惑星なのだ。それにしても、どうして占星学では、最初から“生まれ変わりの星”と認識できたのだろう。よく占星学の教科書などでは、発見当時の“世の中の事象”を当て嵌めている…などと説明されるが、私には信じがたい。天王星は横倒しになって動いている“反逆者”だし、海王星は霧に包まれた“不透明な星”で、それら実際の天文学事象がそのまま“意味合い”として使用されていたと見る方が自然だからだ。神話世界など“偶然?”に一致していただけかもしれない。
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