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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


逞しいのか、怖れを知らないのか、火山噴火街


アイスランドと言えば、われわれのイメージとしては“寒い北国の半島”だが、どうも“それ”だけではないようで、近年は観光地として首都レイキャビクから南西40キロ地点にあるグリンダビークが観光地として売り出していたらしい。本来は魚師の町だが、昨年あたりからは「火山湖温泉の町」「火山噴火現場へのハイキング」で注目を集めていたらしい。確かに火山は“温泉地”を生み出しやすい。それと海底火山が間近で視られるということで、しかも、その火山のすぐそばまで学者が先導して“連れて行ってくれる”ということで、好奇心の強い欧州人などから熱烈な支持を集めていたという。ところが、3月16日からこのケリド火山が本格的に噴火し始めた。近年では4回目に当たる今回の噴火は、これまでに比べて規模が大きく、その溶岩流が街の防護壁を突き破り、住宅にまで流れ込みだしている。いまのところ、直接被害は3棟だけだが、今後増えていく可能性が高い。住民は既に避難していて、観光客もいっせいに避難し、人的被害はいまのところないようだが、今後、噴火規模が拡大していくと“温泉”とか“噴火ハイキング”とか言っていられない。それにしても、同じような状況になったら、日本では確実に立ち入りが制限されて、天然温泉も、噴火ハイキングも、即刻中止となるだろう。相当な距離の防護壁をつくっていたくらいだから、用心はしていたはずだが、それでも“温泉”や“噴火ハイキング”を数日前まで実行していたあたり、その商魂というか、冒険心というか、すさまじく強い。動画で見ると、その火山噴火の勢いは強く、溶岩流は防護壁などひとたまりもないような印象を受ける。よく、大きな災害が起こっても「生まれ育ったここに留まる」という人たちがいるが、自然災害は“起きやすい場所”“起きにくい場所”が厳然とあるのだから、出来れば被災地は離れて暮らすのが“賢い生き方”というものだ。たとえば能登半島なども今回の地震で、かなり地形が変形隆起してしまった地域とかがある。そういうところは、いつまた何かが起こるとも限らない。まだ十代とかに十代とかであれば、新天地を求めた方が長きにわたって安心して生きられる。大災害は或る程度の期間を置くのが普通なので、50代以降の人はそこに留まっても良いと思うが、若い年齢ならわざわざ“災難を待つ”ような生き方は、わたしなら奨めない。
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