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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


52歳でも「アイドル衣裳全開」で突っ走る⁉


人は、或る程度の年齢になると誰でも“恥ずかしさ”を知る。例えば女性の場合、極端に短いスカートとかは穿かなくなったりする。けれども、時々“そういう枠”を逸脱して、むしろ年齢逆行のような方へと走り出す人が居る。そういう感じで自らの「バースディーライブ」のアイドル衣裳をInstagramで公開しているのが歌手の渡辺美奈代氏だ。彼女は高校生の時に「おニャン子クラブの会員番号29」としてデビューした。だからもう35年間も“アイドル”を続けていることになる。どちらかというと、最近の方が何かを超越したように“アイドルらしさ”を、より強調している感じがする。そういう点では森高千里氏にも似た部分があるが、どちらかというと森高氏の場合は外見をキープし続けているだけで、精神的には“大人の女”に脱皮している。その点、この人は精神的にも“アイドルとしての幼さ”を卒業していない感じが好い。少なくとも、そういうふうに視えるのが好い。こんなことを言うと一部の人から叱られそうだが、アイドルというのはどこか“自分自身に酔っていなければ”出来ない職業で、或る意味では自分自身に酔えるから、アイドルを続けられるのだ、ともいえる。それが或る程度の年齢になって、自分のことを客観視できるようになって、自らの“限界”に不安を抱くようになる。そして大抵は“その頃”から人気が低迷していく。それが普通なのだ。けれども、その時期を超越してしまうと、或る種の“居直り的な気分”で、思いっきりアイドルを愉しむようになる。そう自分自身が“アイドルとしての自分”を客観的に愉しめるようになっていく。そうなればしめたもので、死ぬまで「アイドル」を続けることが出来る。しかも、悩まず続けることが出来る。どうやら渡辺美奈代氏は、その境地に達しつつあるような気がするのだ。だから全盛期の頃と同じようなファッションを愉しみながら行うことが出来る。それは或る意味で、自分自身を梨花ちゃん人形のように見立てて、その洋服選びをするような愉しさなのに違いない。そうでなければ、52歳のライブステージの衣裳を臆面もなく大々的に公開できない。
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