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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「地震雲」「電子数の変化」合わせ予知可能⁉


京都大大学院の梅野健教授らの研究でマグニチュード6.0以上の地震の場合、その発生1時間前に地表から約300キロ上空にある「電離圏」において、電子の数が変化する現象を突き止めた。既に専門の学会誌にも公表された画期的な発見だ。地震の場合、妙な言い方になるが、大きな地震と小さな地震とでは、暮しに及ぼす違いが歴然としている。実際には“小さな地震”は毎日起こっているもので、それにいちいち反応する現象では予知法としては使いにくい。その点、今回の発見はマグニチュード6.0以上の地震に対して生じる現象で、そのぐらいから実質的な被害が出ている。したがって、それらが確実に突き止められれば、少なくとも1時間前には避難や対策を講じられる。これは、その発生する地域の上空で起こる変化だ。ここで私は、どうしても“地震雲の発生”を関連づけたくなってしまう。地震雲に関しては、多くの事例から察するに、その前日くらいに見掛けれケースが多いが、中にはその日の朝とか半日前とかいうような場合もある。ともかく、地震発生前に生じる現象で、或る種の長い帯状の雲で観方によっては“亀裂が走った”ように視える。どちらかといえば夕方に出現するケースが多いが、朝方にも視られることがある。地震発生の地域とは限らず、少しだけズレた地域に出てくる場合もある。とにかく多数の実例写真があるので、それらを専門的な角度から研究出来ないものかと思っている。いまのところ専門的な大学や研究機関が研究し始めたという報道はない。民間伝承的な側面もあって大学などでは扱いにくいのかもしれないが、放って置くにはあまりに忍びない。地震雲は夕日と関わって“独特の色合い”を生ずることもある。また何時間も出続けているというものでもなく、出現しているのは数時間で、その後は“ふつうに戻っていく”ようなケースも多い。もちろん、今回の“電子数の変化”による予知法は画期的だが、だれにでもわかるような方法ではない。ましてや、その地域に特有の変化で、極端なことを言うと、その地震地域を見つけ出すこと自体が難しい。したがって、地震雲と両方合わせれば実用的な予知法になっていくのではないかと思うのだ。だれでも見つけやすいのは特異な形状となる地震雲の方なのだ。
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