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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「日本」はいつから「ムキムキ王国」になった


最近は一週間に一度は“ボディビル関連”のニュースを目にする。どの業界でも“身体づくり”が大流行りだ。しかも、男性だけではなくて女性たちにも大流行りだ。もちろん健康法の一つとして“フィットネス”はあるのだろうから、良いことには違いないが、あまり“ムキムキマン”が多くなると、それはそれで「大丈夫なのかな」と余計な心配をしたりする。今回、スペインのマドリードで行われていた「IFBBアーノルド・クラシック・ヨーロッパ」の大会において、日本からは18名もの選手たちが派遣されていたらしい。その結果、なんと「金7個」「銀5個」「銅4個」の計16個ものメダルを獲得することになったらしい。なんという“メダル荒らし”ではないか。当たり前の話だが、世界大会であるから、世界各国から参加していたのに違いなく、その中で16個ものメダルを獲得するというのは、文字通り「ムキムキマンの国」に日本が成った…という証明のようなものである。だが、考えてみると、ちょっとおかしい。元々というか、本来というか、ムキムキマンは欧米人に多い体質で、東洋人というか日本人は元々は“そういう体質”ではない。つまり“遺伝的な体質”としては、決してムキムキではない。だから逆に鍛えることによって“それ”が目立つ要素があるのかもしれないし、日本人の几帳面さが“食事制限”などに強く、禁欲的に“身体を絞る”ことだけに“筋肉を付ける”ことだけに情熱を注げるのかもしれず、とにかく“意外なほど向いていた”ことは間違いがないだろう。確かに日本人は几帳面で忍耐強く勤勉で“理想的なキン肉マン作り”に向いた性質を備えているのかもしれない。こういう“キン肉マン男女”が多数出現してくることで、遺伝子的なものにも変化を与え、徐々に“日本人体形”が“欧米系”に近づいていくような傾向が出てくるだろうか。最近の日本人は、その考え方にしても、その生活スタイルにしても、どちらかと言えば“東洋系”よりは“欧米系”の方に、やや近い。訪日客もますます増えてくることで、ごく自然に“欧米系人種”と“純粋日本人”との“ハーフの子供たち”も多くなって、どの国とも違った身体も心も“西洋と東洋とを半分ずつ持った”新しい人種が生まれそうな気がする。あと30年くらい経てば、そういう“新しい種族”的な子供たちが続々と誕生して「日本」が「世界」をリードしていくようになっていく……そういう予感さえする「ムキムキ王国」なのだった。
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