舛添問題は、結局「辞任」で終了した。アメリカのトランプは、無差別テロのせいで不支持率が高まり「銃規制」に梶を切らざるを得なくなった。英国のEU離脱問題は、声高に叫んでいた女性議員が撃たれたことで過激な行動がとれなくなった。世の中には、さまざまな形で“しくじる人たち”がいて、それが反面教師となって“正される人や物事”が出てくる。全国の知事や市町村長の多くは、今回の“舛添問題”が自分にも降りかかる可能性があることに気付き「正さなければならない…」と内心思ったに違いない。国会議員に与えた影響も大きいと思われる。ましてや次の都知事に与える影響は計り知れない。二人の都知事が、相次いで“金銭疑惑”で辞任したのだ。しかも、そうとうに世間からたたかれ、それまでの“名誉”を剥奪されるような形での辞任となった。次にあのポストに座る人は、こと“金銭面”に関しては“都民の視線”が厳しく注がれることを覚悟しなければならない。ほぼ同時に行われる国政の参議院選挙にしてもそうだ。立候補者たちは“身ぎれい”にしておかないと、あとになって総攻撃を受ける可能性がある。今はだれもが「文春記者」となりうる時代で、すぐ「ツイッター」とか「ブログ」などで報道される。嘘を通せないのだ。最近の“しくじり先生”たちは、確かに「反面教師」となって、税金を用いる職種の先生たちにとって大きな規制をかける役割を果たしたに違いない。ただ「政治」って、本当にそういう“清廉潔白な人物”なら、立派な仕事を果たすのであろうか。後々の世から見ても評価できるような大きな功績を残すのであろうか。近年、政治家・田中角栄を再評価する風潮があるが、彼は生前“金銭疑惑”で「文春」から総攻撃を受けた人物であった。実は私たち誰もが“運命のしくじり先生”として、人生を歩んでいるのかもしれない。
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