独特の語りで知られた永六輔氏が亡くなった。昭和60年代に大ヒットした「上を向いて歩こう」や「今日は赤ちゃん」などの作詞家としても知られる。「上を向いて歩こう」の歌詞は「上を向いて歩こう 涙がこぼれないように歩く 一人ぽっちの夜」という歌詞なのだが、よくよく考えてみると、この歌詞はおかしい。一人ぽっちで涙がこぼれないように歩くためには、ほとんど真上を見て歩かなければならない。そうすると極めて危険だ。まあ、そういう“気持ち”だと解釈してあげよう。実際、今の日本も内閣府の調査で「生活が苦しい」という人達が60%の世帯だという、なんとも哀しい結果が公表された。同じ調査で「ややゆとりがある」「大変ゆとりがある」合わせても3.7%の世帯だというから驚く。“日本って貧しいんだ”とあらためて思うではないか。ところで「上を向いて歩こう」は全米でも大ヒットしたことで知られる。但し「スキヤキ」という奇妙なタイトルで…なのだ。作詞家には事前にタイトル名称の変更は知らされていたのであろうか。おそらく知らされていなかったことだろう。作詞家に「『上を向いて歩こう』を『スキヤキ』に変えても良いですか?」と聞く勇気は、私が関係者なら、ない。そんなこと、とてもじゃないけど訊けない。作詞家は当然ながら“言葉に敏感な職業”である。涙がこぼれないように歩こうとする人物なのだ。それに対して「スキヤキを食べて忘れましょうよ」なんて言えるか。なお、永六輔自身は、この歌詞は「安保闘争で敗れた時の悔しさ」を作詞したものだと後に語ったという。今回の参院選も自民党が大勝した。彼は「涙がこぼれないように」永遠に瞼を閉じたのかもしれない。
今日21日に、もし予定通りであれば、2023年に亡くなられた八代亜紀氏の“追悼アルバム”「忘れないで」が発売される。このアルバム、実は発売前から一つの騒動に発展している。なぜなら彼 続きを読む
世の中にはいろいろな親子がいる。子供の頃には反発していたのに、いつの間にかその親と“同じこと”をしている場合なども多い。そういう点では「工藤夕貴」という女性も、そういうひとりかもし 続きを読む
わたしのように長く運命学と向き合って生きて来ると、だいたい“その人”がどういった人生を歩むのか、大方のことはホロスコープや四柱推命式を観て判別がつく。単純に言えば「この人は幸運な人 続きを読む
よくテレビのバラエティー番組で、その人が辿ってきた人生を“グラフ化”したりする。あれは、あれで“判りやすい”とも言えるが、実際の日々というのは、そんな“グラフ化”できるほど単純なも 続きを読む
世の中に“勝気な人”というのは、いるものだ。その典型がトランプ大統領とデヴィ・スカルノ元大統領夫人だ。共に高齢であるが、まだまだ意気軒高。特にデヴィ夫人の方は85歳だが、今年夏の参 続きを読む
久しぶりに公の場に登場した深田恭子氏。中国版「X」である「微博」の文化交流に対して貢献された著名人を表彰するイベントに白いドレス姿で出席したのだ。こういう“晴れやかな場”というのが 続きを読む
ときどき思うのだ。やっぱり、女性は「すごい」と……男性はムリだな……と。昨日、札幌に隣接する石狩市で出産児の遺棄事件があった。戸建て住宅の傍の灯油タンク下の片隅に、ショルダーバック 続きを読む
いろいろ問題が指摘されながら、とにもかくにも「大阪万博」がスタートした。このところ、いろいろなところでコメンテーターとして忙しい橋下徹氏が万博について“よいしょ”している。橋下氏が 続きを読む
昔から“力で抑えこもう”とすると逆効果で、かえって団結力が増してしまうものがある。その代表的のモノの一つが「信仰団体」だ。昨日、韓国のソウル郊外では旧統一教会である「世界平和統一家 続きを読む
昨日、元参院議員であった広瀬めぐみの「詐欺罪」が確定になり、彼女が有していた“弁護士資格”も無効となった。つまり、彼女は既に議員職を辞職し、政治家としての資格を失っているが、それに 続きを読む