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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「アイドル」が「アイドル」でなくなるとき


AKB48の小嶋陽菜さんが2月22日に“卒業コンサート”を行い、3月15日発売の47枚目のシングルでセンターを務めることが発表された。その結果、初期メンバーで残るのは峯岸みなみさんのみとなった。AKB48のデビューが2005年なので11年余りアイドルを続けてきたことになる。もう“こじはる”も、28歳だ。「アイドル」を続けていられる年齢ではない。卒業した初期メンバーたちのその後は、総じてあまりパッとしていない。毎年、投票してくれていた何万ものファンたちはどこへ行ったのだろう。少なくとも一人になって歌手としてヒット曲を出したメンバーはいないような気がする。もっとも川崎希さんのように、実業家として成功している人もいる。だから“ステップ”としてのアイドルは、必ずしも“負け組”ばかりではない。現在は、さまざまな“アイドルグループ”が存在している。その総人数はいったい何人になるのだろう。私の友人の“お孫さん”もアイドルグループとしてデビューしたが、現在はアパレルブランドの“イベントモデル”に変わっている。友人は「普通の仕事が出来れば良いのだが…」と嘆いていた。今は、簡単に「アイドル」を名乗れるが、収入面はピンキリで“貧乏アイドル”が圧倒的に多い。昔のように一人でデビューするアイドルは少なく、最初はグループから出て、いつの間にか“単体で活躍する”というのが現在の「アイドル」の形らしい。やがて「お母さんも昔はアイドルだったのよ」と微笑みながら、我が子に語り掛けられる“幸福な人達”があちこちに出て来る日本であってほしい。

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