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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


スポーツ強豪校に潜む「金」と「性」の問題


現代においては「プロスポーツ予備軍」として位置付けられているのが“スポーツ強豪校”と呼ばれる有名高校である。近隣地域も含めて、多くの有望な選手たちが、それらの高校に入学してくる。学校側としても、有名選手を育成・輩出することは“名誉”であり、“学校経営”という観点からもプラス効果が大きい。但し、スポーツ面で優れているから“精神面”でも優れているかというと、その点はまったく関係がない。大阪府にある大阪偕星学園高校と言えば野球など各種スポーツで全国に名の知られた高校の一つだ。その野球部や柔道部などで今年に入って相次いで不祥事が続いている。まず柔道部だが、4月に寮に住む男子部員が女子部員の着替えを“覗き見した”ということで問題となった。その結果、覗かれた女子部員一人が、その後も不安が解消されないとして退学してしまった。野球部では監督のパワハラが問題となって世間的にも注目を浴びた。ところが、もっと重要な問題が明るみに出て来た。7月に寮に住んでいた野球部の部員4人が結託して、寮内に置かれていた野球部監督の財布から1万円札数枚を“抜き取る行為”を繰り返していたというのだ。その金を使って後輩たちに対して食事をおごるなどしていたらしい。何故、発覚したのかというと、数枚では物足らず一度に40万円も抜き取ってしまったからだ。そんな大金を財布に入れたまま寮内に置いておく方にも問題があるが、この事件が発覚して、関与した4人の野球部員は自主退学する形となった。さらに8月、今度は野球部の元コーチが男子部員14人に対して、性器を弄ぶなどした準強制性交事件が発覚した。なぜ、このようなことが続いたのか、もしかすると「名門」と呼ばれるところの“寮生活”に問題があるのではないか。スポーツ部門は未だに縦社会で上下関係が“絶対”とされる。監督やコーチに逆らえない慣習のようなものが根強い。今日的な社会からみれば「ハラスメント」が横行しやすい成り立ちとなっている。また、名門校や有名校には各プロスポーツ界から“引き抜き”や“勧誘”が訪れやすい。その際に“裏金”的なものが、選手にではなく有名監督とかコーチとか経営者側に手渡されるようなケースも多いと聞く。この学校の監督の場合には、自分自身の“お金”のようだが、生徒の前で札束を見せるなど、指導者として首をかしげるような人物を監督にしていたことにも問題がある。一番問題なのは、4月に柔道部で“覗き問題”があったのに、8月にふたたび“性的事件”が起きてしまっている。せっかく有能な選手を、そういうことで失ったのに、少しも教訓になっていない。この学校だけでなく、“スポーツ強豪校”と呼ばれる学校はどこも、同じような問題で十代半ばの“優秀な素質と将来”を失ってしまわないよう早急に対策を練るべきだ。
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