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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


2年余の交際で156億円「愛し愛された」遺産


世の中に「お金持ち」と呼ばれる人はいる。そして、ほんとうのお金持ちは躊躇なく、そのお金を好きな人に与える。その典型を元イタリア首相のベルルスコーニ氏に見る。彼は今年6月12日に白血病で亡くなった。86歳であった。元々が資産家だったからなのか、それとも一部で言われているようにマフィアとの関係があったからなのか、ともかくその生前中“お金”は増えていく一方だったようだ。日本の政治家は、元々資産家の人は少ないし、仮に資産家であっても政治に金をつぎ込む人はあっても、自らの資産をその後に拡大させていく人は少ない。ベルルスコーニ氏の場合は最終的に莫大な財産が遺産として遺された。そして、その「遺言書」なるものがマスコミに公開されている。その辺は日本人などと違って、きわめてオープン。その遺言書によれば“女好き”として知られていたベルルスコーニ氏だが、その“最期を彩った”のは53歳も年下の下院議員の女性ファッシーナ氏であった。彼女との実質的な交際期間は2年余りと短い。86歳のうちの2年余りは、その生涯として視た場合には本当に短い。けれども、彼は入籍はしていなかったが、白血病後は彼女のことを「妻」と呼んでいた。彼女もそれに応じる形で彼に接していた。だから短かったけれども充実していたに違いない。或いは記憶力が徐々に薄れていく中で、彼女との“時”だけが止まっていたからかもしれない。ともかく、彼女に対しては遺言書により156億円が与えられた。その理由は「愛し、愛されたからだ」これ以上の理由があるだろうか。もちろん誰ひとり、それに異議など唱えない。ほんとうの「お金持ち」たちは親戚一同もまたお金持ちだからだ。ファッシーナ氏は現在33歳。魅力的な女性かどうかはよくわからないが、人相学的にみると愛情豊かで自己主張が強く、目上からの引き立て運を持っている女性であることは間違いがない。果たして、今後、どういう人生を歩んでいくのだろうか。
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