誰だったか忘れたが「人は一人でいる時に孤独になるのではない、大勢の中に居る時に孤独を感じるのだ」と言っていた。タイトルに掲げた「喧騒は時に孤独にさせる」というコメントは、音楽プロデューサー小室哲哉氏の昨日のコメントの一部である。それは彼の妻で歌手だったKEIKOさんが“くも膜下出血”で倒れて6年になることの感慨を述べたインスタからの抜粋である。元々“作詞”も手掛けるだけに、歌詞のような表現だが、彼の心の内を十二分に伝えてくれる。私も、妻が病気療養中なので、その気持ちはよく解かるのだ。どう治療していけば良いのかわからない病気がある。一進一退を繰り返す病気がある。家族は見守る以外に何もできない。一時期の葛藤は通り過ぎたが、黙って見守るというのは“無力さ”を教えられることで、逃げ出すことの出来ない“虚しさ”を伴うものだ。もちろん、病気本人の葛藤に比べれば取るに足らない。どんなに科学が進んでも、病魔は襲って来る。神仏に縋りたいと願うのはそういう時だ。私自身も、以前、眼底出血をし、このまま盲目になってしまうのではないか、と恐怖を感じた時期がある。幸い手術で治ったが、視力そのものは疲れやすくなった。その時は病院も何度か変えた。占いでもそうなのだが、或る種、相性のようなものがある。よく“一つの占い”にしがみ付いている人がいるが、この占いが自分には合わないと思ったなら、別な占いにすれば良い。この占い師の判断とか対処法では“解決しない”と思ったのなら、別な占い師にすれば良い。また、占いそのものが“救い”にならないと思ったなら、“別な救済法”を探せば良い。固執してしまうのが一番いけない。ところが、固執してしまう人が多い。世間の多くに当てはまっても、自分に当てはまらなければ意味がない。多くの人達は“救われた”としても、自分には“違うような気がする”なら、なぜ、そこを去らないのだろう。最終的には自分の“人生”であり、自分の“身体”なのだ。自分に“相応しいもの”を見つけることが、幸運をつかむ第一歩となるのだ。
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多くの人たちにとって「えっ、そんなことで⁉」と思うようなことでも、本人にとっては“生きるか、死ぬか”のような出来事と言うのはある。ただ多くの人は一応、そういう時でも我慢というものを 続きを読む