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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「失敗者」は「成功者」の“足掛かり”となる


人は「失敗」からいろいろなものを学ぶ。時として「失敗者」を観察することで「成功者」が生まれることもある。アイリーン・ソウエルさんは、“ギネス”に挑戦して「失敗した女性」がいることをたまたまニュースとして知った。ハイヒールを履いて“フルマラソンを完走する”というギネスへの挑戦だった。それまで“ギネス”になど何の興味もなかった。けれども、そのニュースを知って、自分なら出来るかもしれない…と漠然と思った。彼女は元プロダンサーであり、ヒールを何時間も履くことに慣れていた。ランナーとしても、種々のマラソン大会に出場して完走している。もちろん、ヒールを履いて走ったことなどない。けれども、“ヒールを履いて完走する”というのは、自分のために神様が用意してくれた“ギネス”のような気が何となくしたのだ。こうして、彼女の“新しい目標”が定まった。一見、無謀にも思える挑戦だが、彼女は用心深かった。まず、どの靴を選ぶか、慎重に靴の選定から始めている。“ギネス”には基準があって、7センチ以上のヒールの靴でなければ記録として認められない。そこで、彼女はいろいろな靴を試して、もっとも長時間走法に向いたヒールを見つけ出す。次に練習方法も、医者からのアドバイスを受け入れ、最初からヒールで毎日練習するのではなく、何日かごとに行う、何時間ごとに行う、というふうに工夫していく。そういう風に時間をかけて、目的への準備を整えたのだ。そうして、ついに米テネシー州で行われる大会にエントリー、10月15日42.195㌔フルマラソンを“ギネス達成”ぎりぎりのタイム内で、完走したのだった。“ギネス”にはくだらないものも多いが、彼女のような“努力型のギネス”は大いに価値があると私は思う。自分には何が出来るか。これならば、自分には可能なのではないか。そういうものを“ふとした時”に思い当たる。けれども、多くの人は、そこで止まってしまう。“可能かもしれない”とは思っても、立ちはだかる壁は余りにも大きい。例えば、彼女の母親は「ハーフマラソンでも良いんじゃないの?」と最後まで心配した。それでも、一度決心したことを彼女は変えなかった。あのとき「失敗者」を見なければ…やろうなどとは夢にも思わなかった「挑戦」。人は、人を変えるのだ。

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